野球人の名言・言葉の力

山本昌の著書「継続する心」の言葉から学ぶ、「続ける大切さ」と「チャンスを活かす」メンタル成功習慣

山本昌(継続する心)

こんにちは、ゴローです。

本日の記事では、山本昌(本名:山本昌広)さんの著書である「継続する心」の中から、僕が感銘を受けた言葉を、いくつか紹介させていただきます。

この中の一つでも、皆さんの心にささるものがあれば嬉しく思います。こんなコロナのご時世だからこそ、響く言葉がきっとあると思います。

山本昌さんは、日本のプロ野球界で長年活躍されており、数々の「NPB最年長記録」を作り出してきた方です(今さら説明不要かとは思いますが)。

昌さんのように、「その道」で何かを成し遂げた人の言葉や、考え方・生き様といったものは、万人に響くものだと思います。

野球やスポーツが好きな方にはもちろん、サラリーマンや主婦の方など誰にでも当てはまると思います。もちろん、病気を患っている人にとっても。

この著書は、昌さんがまだ現役時代に書いたもので、2013年に発行されたモノになるのですが、当時読んだ際にも(健常者のサラリーマンとして)、感銘を受けた記憶はありますが、病気になった今読み返してみると、さらに響くものが大きいと感じます。

同じモノ・コトに対しても、その時の置かれている状況で、響き方・受け取り方も大きく変わるものだと、改めて感じさせられました。

 

チャンスがめぐってきた時のために「いま」を努力する

 

今日より明日、明日より明後日…。一歩でも、半歩でも向上していくよう努力を尽くしてきた。ただ努力したからといって、報われるとは限らない。チャンスがめぐってきたときのために、いまを努力するのだ。

 

この言葉は、病気になってから、僕が大事にしてきた言葉の1つです。

半歩でもいいから前に進んでみせる!その氣持ちを、どこまで持ち続けることが出来るか、継続することが出来るかが大切だと思うし、実際必要な考え方でした。

この積み重ねで、今の状態まで来ることが出来ました。もちろん今も、この氣持ちは変わらず継続中ですし、この先も常に持ち続けたい言葉でもあります。

そして、病気になってから一番感じること。「いま」を一生懸命頑張ること!一生懸命楽しむこと!

その先に報われることが待っているかは分かりません。それでも、チャンスが来た時のために、もっと言えば、チャンスを掴むために、「いま」を頑張る!ということの連続なのだと思います。

 

「自分で設けた人生のハードル」を飛び越える達成感を味わう

 

いずれ野球界から引退すれば、新たな生き甲斐を見つけ、それに全力投球する人生でありたいと思う。言葉を変えれば、人生のハードルを常に自分で設け、飛び越え、達成感を味わうところに、生き甲斐と幸せがあるということになるだろうか。

 

「自分で設けた人生のゴール」を超えた時の達成感、誰もが味わいたいモノですよね。

僕もそれを感じるために、まずは今の自分に出来る挑戦「車いす遍路」をやろうと思ったわけです。

どんな小さなことでもいいのではないでしょうか?何かものすごい事じゃなくても、自分なりに立てた目標を達成しようと目指すこと、それ自体に、既に価値があるのではないかと感じています。

プロ野球界という、スケールの大きな中で、それを続けてきた昌さんのすごさは、僕にはホントの意味では分かりかねるかもしれませんが、歴代最も長くプロ野球選手として活躍されてきた方の、この言葉の重みは感じますよね。

 

「少しずつでも続ける」を心がける

 

これは僕の考え方だが、継続は力なりの「力」とは、精神力を養うことを意味すると思っている。5キロの距離をノルマにして挫折すれば「自己嫌悪」、わずか1キロでも継続すれば「自信」。どっちがいいか、言うまでもないだろう 。

 

昌さんは、毎日続けることを何より大切と考え、2キロのダンベルでのトレーニングを10分行うことを日課と決めた時があったそうです。

(今は分かりませんが)2013年当時まで、それを30年間休まず続けていたそうです。50歳まで現役を続けてこられたのは、こういった継続力があったからでしょう。

僕自身も、歩く練習を始めた頃、1日50歩歩こう!ということを続けてきました。現在では、200歩は必ず!を合言葉に継続しています。

雨の日はもちろん、かなりふらついて危ない時でも、今はほとんど欠かしていません。ホントは危ないのでやめた方がいい時もあるのですが、1日さぼる事で次やれなくなることの方が怖いと感じます。

目標歩数の大小は別として、半年、1年、2年と続けていくことで、自分はやりとげている!という自己肯定感がどんどん強くなっていくと思いますし、実際に少しずつでも、自信を積み重ねてきた結果が今だと感じています。

スポーツ心理学の観点から考えても、継続することによる自己肯定感を高めることは、非常に大切なコトのようです。誰にとっても、生活全般で当てはまる考え方だと思います。

 

「人生は1回でいい」と思える幸せな生き方

 

人生は一回きりで本当によかったと、これは本心から言える。そういう意味で、僕は幸せだ。野球選手として頑張れたからではない。記録を残せたからでもない。「人生は一度でじゅうぶんだ」「人生は1回でいい」と思えるような生き方をしてこれたことが、幸せだと思うのである。

 

皆さんはどうでしょうか?今の人生が最高だから人生は1回でいい、と思えますか?

正直、現在の僕には思えません。病気になる前の人生を振り返ってみても、俺の人生は最高だ!と自信を持ってはいませんでした。

この言葉を自信を持って言えるのは、うらやましいですし、かなりすごいコトだと思います。言葉というよりは、その生き様に感銘を受けました。

生きている限り、まだまだ人生は続きます。今からでも、人生は1回でいい、と思えるような生き方をしていきませんか?

一度立ち止まって考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。もっと言うと、僕のことで言えば、この境地にまで達した時、自然と病気をやめている時なのだと確信しています。

 

「チャンスが来るとき」に備えて、コツコツと準備する

 

不遇であろうとも辛抱し続け、チャンスが来るときに備えて、コツコツと準備をすることの大切さを学んだ。風がなくても、いざ吹き始めたときのために、帆は高く掲げておくべきだ。そして、その帆は自分自身で掲げるしかない。

風というチャンスは必ず吹く。一瞬の「つむじ風」を逃すか、つかまえるか。ここで人生は180度変わってくるのだ。

 

昌さんは、決して順風満帆な野球人生だったわけではなく、高校時代まではまったくの無名選手でした。ドラフト5位で指名を受け、プロ野球選手になったものの、プロに入ってから数年間はまったくの鳴かず飛ばずで、毎年のようにクビを覚悟していたそうです。

そんな中、入団5年目には、米国メジャーリーグの1A へ「島流し」(本人の表現)にされています。事実上の戦力外通告です。

それでも、最初はくさって練習も手を抜いた時もあったそうですが、この場で頑張りぬくと覚悟し、ひたすら進んでいった結果、そのシーズンの終盤8月に、日本に呼び戻され、ドラゴンズの優勝に大貢献しているのです。

皆さんにも経験ありませんか?どこで何が起きるかなんて分かりません。ただ、1つ言えることは、昌さんは「その時」に備えて、自分の帆を高く掲げていたということです。

僕自身も、先の見えない毎日で、どうすればいいのか正直よく分かりません。でも、今出来ることを一生懸命やることで、「つむじ風」が吹いた時に、それをつかみ取ることが出来るように、しっかり準備だけはしておきたいと思います。

現在のコロナの世の中においても、この言葉は非常に響くのではないでしょうか。大変な状況というのは、誰にでも突然起こることなんですよね。

ただ、その中で腐っていくのか、「チャンスが来るとき」に向けて準備していくのか、どっちを選ぶのかは自由なんだから、やっぱ楽しい方を選んでいった方が良いですよね!

 

 

いかがでしたでしょうか?まさに、昌さんの言葉はどれも金言だと感じます。

どうでもいいプチ情報ですが、こちらの書籍を購入したのは、名古屋駅にある近鉄パッセだったのですが、平日17時からの受け渡し会(サイン会)というものがあり、職場を抜け出して行きました(最初の写真の通りです)。

都心で働けることの利点ですね。もちろんその分、残業しましたけどね(笑)

良い本、良い言葉というのは、時代が変わっても色あせないモノだなと、昌さんの著書を読み返してみて感じました。

コロナ禍のこんなご時世だからこそ、今一度こういった響く書籍を読んでみてほしいと思います。きっと皆さんに響く「何か」が隠されていると思います。

今回紹介した昌さんの言葉は一部だけですが、他にもホントに名言の数々です。誰よりも長く現役時代を過ごした昌さんの「継続する心」には、説得力を感じずにはいられません!

皆さんも是非一度読んでみて下さい!

  

今のご時世を考えると、山本昌さんの引退後に書かれた、こちらの「笑顔の習慣34」の書籍の方がさらに響くかもしれません。

 

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