アスリートの名言・言葉の力

【13年越しの金メダル連覇】東京五輪女子ソフトボール日本代表選手達が、日本中を感動させた言葉・名言・名シーン

東京五輪女子ソフトボール日本代表選手達

こんにちは、ゴローです。

本日の記事では、見事2大会連続!13年越しの連覇で金メダルを獲得した、女子ソフトボール日本代表選手達から生み出された名言を紹介していきます。

東京オリンピックでの決勝戦の舞台(横浜スタジアム)、アメリカチームに2vs0で勝利し優勝!感動しましたね~!!

試合だけではなく、試合後のインタビューなどの中で生まれた言葉からは、さらなる感動を受けます。

そこには、単なる金メダルを獲得したこと以上の想いが!

13年もの長い間、オリンピック競技から外れていた、「ソフトボール」という競技ならではの想いがつまっているからに他なりません!

各選手やソフトボール関係者の想い・言葉を受け取ることが、どんな状況にあっても頑張っていこう!と、全ての方に思わせてくれるに違いありません。

この記事を読んだ方が、そんな想いを受け取り、日常生活に繋げていっていただけたら嬉しく思います。

 

Contents

エース・上野由岐子投手の言葉・名言(決勝戦直後のインタビューにて)

上野の389球で優勝!金メダル!

再び金メダル獲得に導いた「上野の389球」

これが自分が背負っているものだと思ってたし、このマウンドに立つためにこの13年間、いろんな想いをしてここまで来れてきたと思うので、投げられなくなるまで絶対投げてやる!という想いで先発マウンドに立ちました。

この言葉からは、上野選手にしか分からないであろう重圧と、それを13年もの長い間しっかり背負ってきたことが見てとれます。

そんな13年間という月日に対して、覚悟を決めてのぞんだ東京五輪。投げられなくなるまで投げてやる!の言葉通り、389球の魂のこもった投球で、見事金メダルに導いてくれました!

オリンピック前に、上野選手が語っていた東京五輪に向けた想いや生き様は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

【上野由岐子選手】東京五輪に向けた想い・生き様

 

今後の日本ソフトボール界の発展に繋がる金メダルに!

13年という年月を経て、諦めなければ夢は叶うということを、たくさんの方々に伝えられたと思います。ソフトボール競技は次回からなくなってしまいますけど、諦めることなく、しっかり前に進んでいけたらいいなと思っています。

「諦めなければ夢は叶う」。よく目にする言葉ですよね。でも、ここで言う「夢」というのは、ただ単に金メダルを獲得したという小さな話ではありません!

オリンピックという夢舞台がなくなってしまった中で、いつかその舞台が戻ってくることを信じて、13年間ソフトボールをやり続けてきた想いが集約されているのです。

そして、再びオリンピック競技ではなくなってしまうソフトボール界の発展に向けて、(選手としてではなかったとしても)前に進んでいく!という覚悟を感じずにはいられない言葉だったと思います。そのためにも、絶対に必要だったのが今回の金メダル!

全ソフトボール選手に対しての、これからのエールにも僕は感じました。

 

救世主・後藤希友(みう)投手の言葉・名言(決勝戦直後のインタビューにて)

 

想像を絶するプレッシャー・重圧を感じた決勝戦のマウンド

今までの4試合登板した時とは、違う空気をマウンドで感じていて、初戦の時よりさらに緊張していました。

大事な場面で、予選ではあれだけのナイスピッチングを披露していた後藤投手。そんな後藤投手ですら、「決勝のマウンドにたった時は今でも記憶にない。」と後に語っているとおり、想像を絶するプレッシャーがあったということです。

応援していた僕らでさえ、予選の時とは明らかに違う空気・緊張感があったわけですから、選手たちのプレッシャーは相当であったと思われます。それでも、あの「奇跡のダブルプレー」があったとはいえ、0点に抑えた後藤投手はやっぱりすごかった!

 

今後のソフトボール界を引っ張っていく覚悟を感じる言葉

また今日も、この1試合ですごくいい経験を積ませてもらうことが出来ましたし、今後のソフトボール人生において、自分自身がもっと成長していけるように、これから今日の経験を活かしてやっていきたいです。

最大の目標であり、ある意味ゴールでもあったはずの金メダルを獲得した試合、その試合に対して「経験を積ませてもらった」という言葉が口をつくというのは、早くも次を見ている後藤選手の覚悟を感じます。

五輪後、燃え尽き症候群になる選手も多いですが、その心配は無さそうですね。あのプレッシャーの中、6回を最後まで投げきった経験は、間違いなく後藤選手を、一回り大きくしてくれたことでしょう。

 

「ソフトボール界の大谷翔平」藤田倭(やまと)選手の言葉・名言(決勝戦直後のインタビューにて)

上野さんの背中を見て、ずっとここまで戦ってきたので、この大会で打てたのも、上野さんが自分を強くしたと思っている。

本当に一緒にメダルを取れて良かったなという気持ちです。

今大会で3本塁打を放ち、東京2020五輪ソフトボール最優秀選手賞(MVP)を受賞したのが藤田選手です。投打に活躍する二刀流ということから、数年前からソフトボール界の大谷翔平と話題になっていました。「情熱大陸」などにも出演されていましたよね。

そんな大活躍の藤田選手が、上野さんのおかげ!上野さんが自分を強くしてくれたと発言するのは、よっぽど信頼関係があるということだと思います。

自分の活躍よりも、上野選手と優勝して金メダルを獲得できたことが嬉しいということでしょう。そんなチームワークの強さが、日本の一番の武器だったのかもしれません。

 

「奇跡のダブルプレー」渥美万奈選手の言葉・名言・準備力(決勝戦直後のインタビューにて)

「奇跡のダブルプレー」渥美万奈選手の準備力

打者のチデスター選手の調子が良くて、後藤投手の球を引っ張れると予測をして三遊間に寄っていた。

僕個人の中での今大会MVPは、間違いなく渥美万奈選手です!

予選の5試合だけでもMVP候補であったことは間違いありませんが、あの決勝戦の6回に飛び出した超美技で決定的になりましたね!こっそり応援していきたかったのに、あんなど派手なスーパープレーをしちゃったので、もはや全国区に!ミーハーだと思われる(笑)

「奇跡のダブルプレー」とも「神ゲッツー」とも言われているスーパープレーが飛び出しましたが、全国民が驚いた感動プレーだったのではないでしょうか?

でもあのプレー、決して奇跡のプレーだったなんて僕は思っていません。この渥美選手の試合後の言葉で、それを確信させてくれました。

冷静な判断、かつ、しっかりとした準備をしているからこそ生まれたダブルプレーだったんですよね!渥美選手に関しては、ここだけでは書ききれないので、いつか別記事で書きたいと思います。「準備力」っていう題名で、誰か僕に本書かせてくれないかなあ(笑)

元ドラゴンズの井端弘和選手と並んで、僕が尊敬する選手になりました!

 

解説・古田敦也さんが発した素直な言葉・感想(決勝戦直後のテレビ朝日放送にて)

ホントにすごいプレーばかりでした。ホントに何度見てもいいシーンばかりで、こんな試合なかなか起きないと思う。後世に語り継がれる名勝負になりましたね。

僕個人的に、良い日になりました。すごい面白かったし、もう感動の1日で、いいもの見せてもらってホントにありがとうと言いたいですね。

誰もが知る野球界の名選手、古田さんのこの言葉。もはや一視聴者と全く同じ目線!飾らず出てきたこの言葉、素直かつ素敵すぎると感じました。

逆に言えば、古田さんからこんな素直な言葉が出てくるほど感動的な試合で、すごいプレーばかりが連発する名勝負だったということです!ホント、僕(Goro)個人的にも良い日になりました!

 

上野由岐子選手の両親の言葉・名言(金メダル獲得直後にテレビ生出演)

北京の時に初めて勝って泣いた姿を見ました。今回、また涙の姿を見ましたので、ソフトボール人生で泣いたのは今回で2回目。

両親ですら2回しか見たことのない上野選手の涙。感情を表に出すことが良いとか悪いとかはないと思いますが、ここ一番まで涙を流さずにメンタルコントロールすることが上野選手のスタイルなのだと思います。

僕が見ている限り、このオリンピック中に上野選手が笑っている姿はほとんどありませんでした。投球スタイルにも表れていましたね。まず打たれることは無いと分かっていながらも、万が一すら与えないように、慎重に投球している姿が印象的でした。

最後の最後、めちゃくちゃ笑っていました!そして、宇津木監督と抱き合った時にはめちゃくちゃ泣いていました!感動的でしたよね。

この涙を流すために、誰にも見せなかったであろう悔し涙が、きっとその何百倍も存在したことを僕らは忘れてはいけません。

 

北京五輪金メダリストの馬場幸子さんの言葉(NHK「デイリーハイライト」にて)

13年前に、日本は勝ってオリンピック競技を終えている。日本は勝って、この13年間を過ごした。ただアメリカは、負けてこの13年間を過ごした。

次は日本には絶対に負けないんだという執念・気持ちが怖かった。でも、それを見事はねのけて全員で勝ち取った金メダルだと思います。

この言葉も深いですよね。13年もの長い間、この舞台を待っていたのは日本チームだけじゃないということです。もしかしたら、前回負けた状態で13年間も待たされたアメリカの方こそ、この時を待ちわびていたかもしれませんよね。

このオリンピックという舞台を待っていたのは、日本・アメリカに限らず、ソフトボールに携わる全ての関係者に当てはまることだと思います。

確実に1つ言えることは、それだけソフトボールを愛し続けたモノ同士、最高の舞台で、最高のライバルと決勝戦を戦えたこと自体に、一番感謝をしているのかもしれません。

 

宇津木麗華監督の感謝の言葉・名言(決勝戦直後のインタビューにて)

宇津木麗華監督の感謝の言葉・名言(上野と抱擁)

正直に言うと、この1週間怖かったですし、このご時世の中でオリンピック開催に対して、国民の皆さんが支持してくれた(応援してくれた)ことが力になったし、感謝の気持ちでいっぱいです。

「この1週間怖かった」。この言葉に全てが集約されている氣がします。とんでもない重圧の中で試合をしてくれていたことに感謝です!

テレビ越しに応援しているだけの僕ですら、毎試合ギリギリの試合ばかりで、ホントに疲労困憊していました。決勝戦に関しては、胃痛がすごくて吐くんじゃないかと思ったくらいでしたから(苦笑)

最後に、オリンピックが開催されたことに対する感謝の気持ちを述べられていたことにも、そういった姿勢が金メダルに導いたのだなと感じます。

世帯における瞬間最高視聴率は驚異の「46.0%」という数字だったそうです。間違いなく全国民がソフトボールという競技を応援していましたよ!

 

ソフトボール元日本代表選手の長﨑望未さんの言葉・涙(中京テレビ「キャッチ」にて)

嬉しいです本当(号泣)。金メダルをとるために、5・6年ずっとこの日のために、合宿を組んだり、いろんな苦しい思いを経ての今日(金メダル)なので、すごい嬉しいです。

試合観戦を終えた直後、涙を流しながら語られていたこの言葉は感動的でした。そこには、「一緒に」戦ってきたという強い想いがあったはずです。僕も胃痛になりながら全力で応援していたけれど、それとは比べものにならなかったことでしょう。

元日本代表と言っても、ほぼ現役選手。オリンピックの1年延期がなければ、間違いなくこの舞台で活躍していた選手でした。みんな知らないでしょ!?めちゃくちゃかっこよくて、センスある最高のバッティングをする選手でした。

長﨑選手が五輪で活躍する姿を、僕個人としては数年前から楽しみにしていました。それだけギリギリまで一緒にオリンピックを目指して戦ってきた選手だからこそ、「この日のために」という言葉と共に、最高に嬉しい涙を流していたに違いありません。

感動させられました!

長﨑選手の活躍や引退の理由については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

長﨑望未選手の活躍や引退の理由

 

ソフトボール元日本代表選手の山根佐由里さんの言葉・涙(メーテレ「ドデスカ」にて)

すごく嬉しいですし、何回見ても涙が出てしまう。ホントに選手達には、ありがとう!と言いたいですね。

こちらも同じく元日本代表の山根さん。2017年に現役を引退された時は、長﨑さんの引退と共にショックを受けたことを覚えています。

トヨタ自動車レッドテリアーズ時代には、2012年から2016年まで公式戦リーグ記録の42連勝を打ち立てていて、2014年には最優秀投手賞とベストナインにも選ばれるほどの投手でした。僕自身、地元の選手ということもあり、これからしっかり応援していこう!と思っていた矢先の引退でした。

ハッキリとした引退理由は本人にしか分からないことですが、だからこそ、いろいろな想いがあったはずです!そんな中、「一緒に」戦っていた仲間の金メダルは、山根選手にとっての金メダル獲得でもあったことだと思います!

優勝した翌日のテレビ放送で、優勝シーンを見て涙を流されていました。「何回見ても涙が出てしまう」という言葉のとおり、試合から時間が経っても涙が出てしまうほど強い想い入れがあったということですよね。

ちなみに、ソフトボール金メダルから1週間以上が経ちますが(これを書いている現在)、あの試合や優勝シーンを見て、僕は未だに泣いています(笑)

山根さんにも「おめでとう!」という声をかけたいと思います。と同時に、あの涙から、その強い想いと感動をいただきました。

 

ソフトボール元日本代表監督の宇津木妙子さんの言葉・神解説(決勝戦の解説者)

やーー!やったーー!!

最後はこの方の、このシンプルな言葉が全てを物語っていると思います!笑

優勝を決めた瞬間、感情を爆発して発したこの言葉は、試合を観ていた全員と同じ気持ちだったと思います。

アテネオリンピックで銅メダルを獲得した時の、ソフトボール日本代表監督でもあり、現在の宇津木麗華監督に「宇津木」を与えたという、ソフト界のレジェンド中のレジェンドです!そんなすごい方の、この叫びは日本中に感動を与えたことと思います。

それだけではなく、この瞬間まではひじょうに冷静で淡々と解説されている姿も印象的でした。そんな中でも、「日本のソフトボールが強くなったのも、アボット(アメリカチームの投手)たちのおかげなんですよ」と、対戦相手のアメリカチームへのリスペクトや、ソフトボール界のこれまでの13年間のことや、これからのソフトボール界の未来についても多く語られているシーン・言葉に、僕は特に胸を打たれました。

それこそ、ソフトボール界の発展に向け、僕自身何か出来ることはないのだろうか!?と真剣に考えてしまうほどです。冗談抜きで、これだけの感動をもらったので、何かしら恩返しというか、自分も楽しみながらやっていきたい!と考えています。

 

とにかく、最高に感動の決勝戦でした!感動的な1週間でした!!

ありがとうございました!!

それでは、かなり長くなってしまいましたが、本日も読んでいただいた皆さん、ありがとうございました!

 

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