ドラマ映画の名言・名シーン

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の名言・名シーンから学ぶ、病気や障がいなど困難との向き合い方

アンサング名言

こんにちは、ゴローです。

2020年9月24日に、最終回を迎えたドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」。日本の連ドラ初となる、病院薬剤師が主人公(石原さとみ)の医療ドラマです。

薬剤師の活躍・奮闘を中心に、患者の抱える葛藤や想いなど、そして病気や人生について深く考えさせられるドラマでした。

僕自身、病気というものを5年間経験させてもらっているので、すごく共感できることや心に響く内容も多かったです。

本日の記事では、このドラマの中から生まれた、そんな名言や名シーンを紹介したいと思います。病気の有無に関係なく、自分の人生を見つめ直す参考にしてみて下さい。

ドラマが終わって一段落したのでしょうか?この記事を書いた3日後の10月1日に、石原さとみさんがご結婚されました(グッドタイミング笑)。おめでとうございます!

 

石原さとみ(葵みどり)→ 浅利陽介(新田奏佑・3話ゲスト)への言葉

 

昔思っていた理想の先生とは違うかもしれないけど、病気とつき合いながら、別の形の理想の先生を目指すこともできるんじゃないですか?

 

慢性糸球体腎炎の持病がある、小学校の先生である新田。生徒と元気に走り回る姿を理想としていたものの、病気によりそれが叶わず自暴自棄に。

自分の体を思い通りに動かすことが出来ない葛藤、この辛さはよく分かります。元気な小学生達と過ごしていると、余計にそう感じたことでしょう。

職業に関係なく、学生や誰にでも当てはまることだと思います。自分の理想通りにいかない時には、この言葉を思いだしてみてほしいです。

病気などで制限がある以上、その中でやっていくしかありません。限られた状況の中にはなるかもしれませんが、無理な理想を追いかけるよりは、新しい理想を目指して走っていきましょう!そっちの方が絶対に良い方向に進んでいくはずです。

 

石原さとみ → 成田凌(小野塚綾)への言葉

 

どこにいても、どんな境遇でも、必死に理想を追求し続けている人はいると思います。

 

ドラッグストアに勤務する薬剤師である、成田さん演じる小野塚。日々の忙しさから、認定薬剤師の勉強する暇も無いと訴えた時に、葵にかけられた言葉。

この言葉も、病気の有無に関わらず、皆さんに投げかけたい言葉ですね。「どんな境遇でも」という言葉の中には、病気で苦しみながらも日々頑張っている多くの人たちを実際に見ている葵の想いが含まれているのだと思います。

 

石原さとみ → 西野七瀬(相原くるみ)への言葉

 

病気に、大きいも小さいも、重いも軽いもない。薬のことで困っている患者さんが、頼りにできるのは、薬剤師さんしかいないんだよ。

 

新人薬剤師である相原が、生理痛で苦しむ患者のことで、先輩の葵に相談するのをためらっていた時にかけられた言葉(葵たち先輩がみな忙しそうで)。

自分自身が病気の当事者になって、病気に大きい小さいは関係ないという言葉が理解できます。当事者になったら、その人にとっては、その病気が全てなんですよね。

今の自分よりも(病状が)恵まれているように見える人が、文句や弱音ばかり吐いていると、正直違和感を感じる時があります。でも、その当事者にとっては今の状況・感じ方が全てなんですよね、他人と比べるモノでもないので。

僕の場合は、最初の2年くらい、とんでもなく苦しい経験をしているので特に、今の自分がきつい状態でも、ありがたさを感じています。病気に関しては特に、他人と比べるモノではなく、自分の前進具合とを比べていくものだとつくづく感じます。

 

山谷花純(遠野倫・第6話ゲスト)→ 西野七瀬への言葉

 

分かってます。理解してもらえない、隠さなきゃいけない。昔から親とか、誰に相談しても、どうせ生理痛でしょって言われてきたので。

 

月経困難症に苦しむ患者である遠野。先ほどの内容にも続くことになりますが、病気の症状・苦しみは、その人にしか分かりません。月経困難症に関しては、もちろん僕には分かるはずもありません。

病気の苦しみは、基本的には当事者にしか分からないものなので、周りの人は、当事者の言葉をしっかり聞いてあげて信じてあげることが一番重要だと思います。

個人的に感じることは、同じ病名でも、その人によって症状や苦しみ方が全然違うんですよね。だから、「その人」の言うことに寄り添ってあげるしかないんだと思います。

 

穂志もえか(簑島心春・第7話)の言葉

穂志もえか(簑島心春)

 

風に吹かれたいかな。

入院してからずっと、外に出てないから。風に吹かれてみたい。

 

急性骨髄性白血病で入院中の簑島心春。退院したら何がしたい?と聞かれた時に発した言葉がこれ。

このシンプルな答え、これは当事者にしか分からないと思うけど、めちゃくちゃ共感しました。僕も家のベッドですが、ずっと部屋にいるだけの生活が長かったので、初めて庭や公園で風を浴びた時の感動を覚えています(ただ横になっているだけだとしても)。

人間は失って初めて氣付くことが多いですよね。病気に限らず、何か思い通りにならないような事がある時には、基本に立ち返って、自然を感じてみるのもオススメです。

穂志もえかさん、今回初めて知ったけど、なかなか良い演技しますね。内容が共感できたのもあるかもしれないが、引き込まれました。

 

石原さとみ → 渡辺真起子(古賀万奈美・第7話ゲスト)への言葉

 

薬剤師は、全ての診療科を担当しますし、

病気を見るというよりは、患者さんを見るのが私達の仕事なので。

 

体調不良がありながらも、検査を受けようとしない古賀万奈美。病名も分からないままだったが、古賀との会話の中から、体調不良の原因が喘息薬と喫煙のバランスだと氣付く。

医者が誰も気づかなかったのに、よく分かったわね。という古賀の言葉への葵の返答がこちらの言葉。

この葵の言葉にも、病気を経験している身としてすごく共感が持てます。同じ病気に対して同じ治療をしても、治る人もいれば治らない人もいる。「病気」を見ているだけでは限界があると経験から感じています。「その人自身」をしっかり診ることが大きなヒントになってくると常々感じているので、すごく響く言葉だと感じました。

 

田中圭(瀬野章吾)→ 徳永えり(若月陽菜・第9話ゲスト)への言葉

 

治らない病気を抱えている患者は大勢います。私はガンを患っていて、余命3ヶ月です。

私は死にます。でも、あなたは治ります。あなたはもう一度、再出発することが出来ます。

 

オーバードーズ(薬の多量摂取)の患者である若月が、自暴自棄になった時に、癌の宣告を受けた瀬野が発した言葉がこちら。

病気に大小は無いという発言が先ほどありましたが、生きるか死ぬかの差は大きいと思います。生きている以上は、出来ることが必ずあります。僕自身、どんな時でも頑張っていこうと思える理由であり、皆さんに伝えたいことでもあります。

 

朝加真由美(向坂世津子)→ 土村芳(向坂千歳)への言葉 最終話

 

あの子が、てんかんだと分かってからずっと、申し訳ない氣持ちでいっぱいでした。

ごめんね、元気に生んであげられなくて。

 

てんかんの病気を持つ娘・向坂千歳(妊娠中)に対して、母親の世津子が葵を通して発したのがこの言葉。

おそらく多くの母親(父親も?)が、こういった感情を抱いているのではないでしょうか。きっと、僕の母親もそういった想いを持っていると思います。

当事者である僕が言えることは、間違いなく子供は親のせいだなんて思ってないです!病気は誰のせいでもないんです。

親がそう思ってしまう理由も分からないではないですけどね、特に先天性の病気や障がいの場合は。でも、親のその想いは、逆に子供の負担になってしまうかもしれません。

病気も障がいも、ある以上は仕方がないことだと思います。その中で出来ることを見つけて、少しでも楽しく生きていくことが一番大事だと思います!!

 

 

アンサング名シーン

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の中に出てきた言葉を通して、病気や障がいなど困難との向き合い方について、僕なりの想いを伝えさせていただきました。

それでは、本日もありがとうございました!

 

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