アスリートの名言・言葉の力

高木姉妹(高木菜那・高木美帆選手)の北京オリンピックでの活躍・挑戦・名言・感動名シーンから学べる多くのこと

高木菜那・高木美帆の笑顔写真

こんにちは、ゴローです。

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などを中心に、冬のオリンピックで最多となる、18個のメダルを獲得して終えた北京五輪!多くの選手の活躍に感動させられましたが、この北京オリンピックの主役は、やはりこの2人じゃないでしょうか!?

高木菜那選手・高木美帆選手の、スピードスケート高木姉妹!

 

本日の記事では、高木姉妹の北京五輪での活躍について書いていきます。

確かに望んだ結果ばかりのオリンピックではなかったかもしれません。歓喜あり!涙あり!まさにその連続だったと思います。

でもだからこそ、金メダル獲得「以上」の感動を、応援するわれわれに見せてくれたのではないでしょうか?

僕個人的な話をすると、4年前に行われた平昌オリンピックが、実質初めて見た冬のオリンピックでした。病気がまだまだひどい状態で、そんな時一番目にとまったのが高木姉妹であり、一番興奮したのが、高木菜那選手のマススタート金メダル獲得でした。

 

あれから4年、またしても僕に勇氣や感動をくれたのはこの2人でした!今また、自分の状態がかなり悪くなっている中、この2人が上向きに変えてくれる氣がしています!

ちょっと話がそれましたが、高木姉妹2人の活躍や名シーンについて、時系列に沿って振り返っていきたいと思います。

 

高木美帆、女子1500mで銀メダル獲得

1分53秒72でフィニッシュし、銀メダルを獲得したものの、オランダのイレーン・ビュスト選手に2連覇を許す形となりました。

本人も語っているとおり、美帆選手にとって1500mは特別な種目であり、金メダルに一番こだわったレースだったのだと思います。

レース後の悔しそうな姿、涙を我慢しながらのインタビューはあまりにも印象的でした。でも、この悔しい銀メダルが、北京オリンピックでの高木美帆伝説の始まりだったことは間違いありません!

後に本人が語っていた

1500mが終わるまでは、あまり周りが見えていなかった。

という言葉のとおり、自分の「本職」への想いが氣負いとなりすぎた部分もあったかもしれません。それだけ、4年前の悔しい銀メダルへの想いも強かったということでしょう。

レース後、姉の菜那選手が語った

やっぱりこの種目で、妹に金メダルを取ってほしかったという気持ちはある。

という言葉が、全てを物語っていたのかもしれません。自身はアクシデントもあり、8位と悔しい結果だったにもかかわらず、妹美帆のこのレースにかける想いを誰よりも知っていたということ。この時すでに、僕は姉妹の絆の強さを感じずにはいられませんでした。

そもそも僕が一番感じたことは、銀メダルを獲得しながらも、あの本氣で悔しがる姿!そんな人生を歩めていること自体が、アスリート人生として羨ましい限りです。

そして、この悔しさが次のレースで活きることに!

 

高木美帆、女子500mで銀メダル獲得

高木美帆、女子500mで銀メダル獲得でガッツポーズ!

37秒12の自己ベストで、見事銀メダルに輝きました!

そうなんです、先ほどは銀メダルに「なってしまった」わけですが、このレースでは銀メダルに「輝いた」わけなんです!

同じ銀メダル獲得でも、こんなにも意味合いが違うんだな、というのが皆さんの印象にも残っているのではないでしょうか。銀メダルが決まった瞬間の、渾身のガッツポーズの姿は可愛かったですよね!笑

レース後のインタビューで

ベストを出して渾身のレースができた。自分の中でうれしいし、驚いている。(500メートルに出場するか)迷いがあったが挑戦して良かった。

と語っているとおり、5種目のレースに出場するということは、僕らが思っている以上に大変なことだったのだと思います。

ヨハン・デビッドヘッドコーチからも、種目を絞るように言われたこともあったそうですが、本人が最後まで意志を貫いた結果が、見事この銀メダルに繋がりました!

そして、この「挑戦」と結果があったからこそ、後の個人初の金メダルへと繋がっていったわけです!

 

高木菜那・高木美帆、パシュート(団体追い抜き)で銀メダル獲得

立派な銀だよお姉ちゃん!高木菜那・高木美帆

この北京オリンピック、良くも悪くも、このパシュート決勝でのレースが、一番印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

僕自身も一番忘れられないレースであり、関係者でもないのに、正直1時間くらい涙が止まりませんでした(苦笑)

ゴール目前での菜那選手の転倒という衝撃もありましたが、菜那選手が最後ゴールまで振り絞って進む姿を見ていたら…、菜那選手に寄り添う3人の姿を見ていたら…、

この4年間の、ここにかけてきた4人の想いや絆を感じずにはいられませんでした。金メダル以上のモノを見せてもらった氣がします。

そもそも、先ほどと同じで、銀メダル獲得でこれだけ悔しがれるレベルの高さですよ!目指すモノの高さですよ!

あえて銀メダルでもすごいよ、おめでとう、とは言いません。僕自身もかなり悔しい銀メダルだったから。でも、こんなに感動的な銀メダルはないと思う!

高木菜那に寄り添う美帆・佐藤綾乃

菜那選手からしてみれば、あれだけ涙が止まらなかったのは、団体競技だったからだと思います。自分のせいで…と仲間への申し訳なさが、悔しさ以上に溢れ出たのかなと。

責任感の強い選手ですからね。

背負う必要がなくても、本人はそうはいかない。

美帆選手が語っていたように、菜那選手本人からしてみれば、とにかく悔しくて悔しくて申し訳なくて…というレースだったのかな。でも、必ずこの経験が次に活かさるはずです!

美帆選手からしてみると、3つ目の銀メダル獲得は、他の2つとは全く違う意味合いのメダルとなり、この全ての想いが、2日後の感動に繋がっていくことになるのです。

 

女子パシュート金メダルを獲得した、カナダがライバルに成長

僕がこのレースで感じたもう1つのことが、カナダチームの台頭である。

日本チームは前回王者であり、予選でも五輪新記録で1位通過していたこともあり、正直金メダルは確実だと僕自身も油断していた。

でも、W杯で3連勝していたカナダの成長を忘れてはいけなかった。菜那選手の最終コーナーでの転倒は決してたまたまではなく、カナダが日本チームを追い込んだ結果でもあったと、レース後に分かりました。

でもそれは、喜ぶべきことでもあると思った。

昨年行われた東京オリンピックでも感じたのですが、ソフトボールや野球を観ていて、こんなにライバルチームのレベルは上がっているのか!でもだからこそ、この中で金メダルを目指すことに価値があるんだと!

ライバルがいるからこそ、選手たちは成長できるわけですし、もちろん、観ている方もおもしろい。こうやって、競技としてのレベルが上がっていくことを考えると、今回のカナダチームの強さは喜ぶべきことであり、次回のミラノ五輪に向けて、日本チームがどんな成長を見せてくれるのか、今から楽しみでもあります。

 

小平奈緒が高木美帆にかけた励ましの言葉・名言

日本のパシュートチームがいたから、

世界のレベルがここまで上がったんだよ。

誇れることだよ。

他にもかけた言葉があったかもしれない。

でも、レースの結果や内容をなぐさめるのではなく、競技としての成長の話を出すことで、4人を元氣づけた小平選手の言葉も、またさすがだと感じさせてくれます。

今大会、本人は苦しいレースが続きましたが、日本チーム精神的支柱としての存在の大きさを感じずにはいられませんでした。

 

高木姉妹の絆、そして佐藤綾乃・押切美沙紀との絆

悔しい銀メダルだったけど…、最後まで滑りきれなかった銀メダルだっただけに余計だけど…、パシュートメンバー4人の絆や、コーチやスタッフとの絆は、この写真を見れば一目瞭然です!

佐藤綾乃・押切美沙紀との絆チームパシュート

誰もが、菜那選手を責めることができるわけがない。誰よりも悔しく悲しい想いをしているのは本人だということを知っているから。

今までありがとう!このメンバーで4年間滑ることができて幸せだったよ!残りの種目もまだあるから頑張っていこう!

こんな会話がなされていたのかは分かりませんが、そこには僕らでは分かりかねる大きな絆があったことと思います。

中でも美帆選手にとっては、仲間であり、そして姉でもあるわけです。

背負う必要がなくても、本人はそうはいかない。

(姉と)長く過ごしていれば感じる。

責任感の強い菜那選手だからこそ、妹の美帆はもちろん心配するし、応援していた僕らでさえも心配で、あの姿を見ていたら涙せずにはいられなかった。

美帆は言った。

かける言葉が見当たらなかった。

と。無言で背中をたたいただけで、その後はただただ隣にいて、会話をするでもなく無言で寄り添い続けた。仲間であり妹でもある美帆にしか出来ないことだ。

無言でいるという、何よりも強烈な「かけた言葉」は、姉の菜那にも十分伝わっていたことだろう。僕自身の経験でも、今よりさらに病気がひどかった時、かけてもらった言葉、また、無言がゆえにもらった言葉、その想いは忘れられないものがある。

涙をこらえて笑顔を作る菜那美帆佐藤

表彰式で見せた美帆選手・佐藤選手のこの笑顔には再び涙せずにはいられない。悔しいに決まっている。でも、自分たちが泣くわけにはいかない。

自分たちが泣いたら、菜那はもっと辛くなる。そんな想いから必死にこらえる2人の笑顔。そして、周りに氣をつかわせまいと、必死に笑顔を作ろうとするも作れていない菜那。そんな3人の素晴らしい関係性・想いが伝わってくる瞬間であった。

 

平昌五輪パシュート金メダリストの菊池彩花さんの涙・名言

もう1つの絆があります。

4年前の平昌五輪で、この3人と共に金メダルを獲得した菊池さんの、レース後の表情や言葉にも感動しました。

とにかく涙を我慢しながら語られているのが印象的で、先頭から後ろに戻って、美帆選手のトップスピードについていく菜那選手のポジションの難しさなどを語られていました。

また、美帆選手の「前半にやれることがあったのでは…」という言葉に対しても、それは菜那を思いやる言葉だったと思う、といった誰よりも4人の関係性を知っている立場からの言葉や氣持ちが伝わってきました。

ここまでの戦いをし続けてきた、その背中を見せ続けてきてくれたことに感謝したいですし、精一杯のレースをここで出してくれたので、お疲れ様と伝えたいです。

4人に述べたこの言葉も素敵でした。

そして最後に、控えの押切選手への言葉。チームパシュートの絆の強さを誰よりも知っているこの言葉は、菊池さんにしかかけられない言葉だなと感じました。

この3人を支えていたのは、押切だと思うし、

良い時も悪い時も時間を共に過ごして分かち合う、それがチームパシュートだと思う。

 

高木美帆、女子1000mで個人種目初の金メダル獲得

高木美帆、女子1000mで個人種目初の金メダル獲得

そしてついに、この瞬間がやってきました!

1分13秒19の五輪新記録で、見事金メダルを獲得しました!

そこには、この大会を通しての、美帆選手の成長を感じずにはいられませんでした。パシュートのレースからわずか2日後、氣持ちの切り替えは簡単なことではなかったと思います。メンタル面での成長には特に目を見張るものが。

これまでの銀メダル3つの意味が全然違ったからこそ!それぞれのレースで成長していったものが、オリンピックレコードという形で最後に繋がったのだと思います。

明らかに大会中にも成長していましたよね。いろんなドラマがあった中で、最後の最後に金メダル獲得なんて、かっこよすぎるぞ!!

13日間で、5種目7レースに出場するということで、体力的にも限界だったそうです。でもそれは、限界だったからこそ、その限界をぶち破っての新記録による金メダルだったのではないかと個人的には思っています。

そこには、美帆選手の強い信念があったからこそ。

 

高木美帆は、大谷翔平に並ぶ、それ以上かもしれない二刀流選手

高木美帆、大谷翔平レベルの二刀流選手

競技が違うので比べることはもちろんできませんが、大谷翔平を誰よりも尊敬していると自負している僕だからこそ、あえて言わせてもらいます!

今回の高木美帆選手の活躍は、大谷翔平レベルでした!

4年前に何かの番組で見た記憶があるのですが、同い年の大谷の活躍に、同学年としてレベルが違いすぎると発言していた美帆選手ですが、同じレベルになりました!笑

打つ・投げるという野球の方がインパクトがあるわけですが、陸上に例えるなら100mとマラソンの両方でメダル獲得しているようなものです!完全に二刀流です。

何より僕が大谷レベルだと思うのは、周りから無理だ、やめておけと言われたことを、美帆選手が挑戦した上に、しかも結果までしっかり出したということです。

過密日程になる上に、全て中途半端になることも危惧されていたのですが、それはこれまでの常識や先入観であり、全てに真剣に取り組んだからこその、最後の金メダルだったと僕は思います。

ひょっとしたら過密日程の中で、体力が限界だったからこそ、今まで眠っていた力を引き出したという考え方も出来ますよね。

とにかく、大谷のように誰もやったことのないことに挑戦したからこそ、多くの種目で一流の成績を出せているのかもしれません。ひょっとしたら金メダル3つでもおかしくなかった成績ですからね。

今回の美帆選手の活躍や言動からは、ホントに学ぶことがたくさんあるのではないかと思わされました。

 

初代マススタート王者!平昌五輪からの連覇に挑戦した高木菜那

【マススタート】平昌五輪からの連覇に挑戦した高木菜那選手

初代マススタート女王として、パシュートのリベンジに挑んだ菜那選手。

先ほども言ったとおり、4年前の平昌で、僕が最も興奮させてもらった競技・金メダル獲得でもありました。

あのパシュートの悔しさから立ち直り、この種目でメダルを獲得できるようなことがあれば、それは前回のメダルよりも価値のあることだ!とレース前は思っていました。

しかし結果は、皆さんご存知のとおり、パシュートと同じく最終コーナーでバランスを崩し転倒する結果となってしまいました。

誰もが注目していた中、まさか同じところで転倒というのが、神様のイタズラというか、あまりにもインパクトが強くピックアップされてしまいますが、転倒した理由は全く違うということです。

試合後、菜那選手が

ラストは足にきて、転んだというよりは、スケートが持っていかれちゃったという感じだった。

と語っていたとおり、僕らには考えもつかないほど、体力ギリギリのところで勝負をしていたということだと思います。

確かに試合展開を見ていて、素人目でもいやな感じはありました。なかなか良いポジションをとらせてもらえず、最終的には少し早めに仕掛けて、全力で先頭を走っていた姿は、4年前とは対照的なレースでした。前回王者の菜那選手は明らかに警戒されていました。

いずれにせよ、僕はスピードスケートの技術面のことは詳しくないですが、デイリーハイライトの中で、OBの三宮恵利子さんも、「たまたま同じ場所で転倒となったが、転んだ理由が全く違う。精神面は大丈夫。」と発言されていました。

応援しているだけの第三者のわれわれとしては、パシュートでの転倒があってからの、マススタートでメダル獲得!切り替え力・メンタルの強さがすごい!というのが、確かにキレイな結果だったかもしれません。

でも、前を向いてこのレースに出場できただけでも、もっと言えば、2種目連続で完走できなかった悔しさを抱えた中でも、佐藤選手を笑顔で応援していた姿の方が、称賛されるべき光景だったと思うし、メダル以上の価値があるモノだったのではないかと思います。

 

高木菜那選手への感謝・メッセージ

4年前の平昌五輪では、日本人女性初の1大会で2つの金メダルを獲得しました。まさに、これ以上ない栄光です。

そして4年後の今回、レース終盤での2度の転倒。特にパシュートにおいては、野球でいうところの、最終回にサヨナラエラーで負けたのと一緒です。

悔しくないわけがありません!背負ってしまわないわけがありません!2大会でこれだけの栄光と挫折を経験した選手は他にいないのではないでしょうか?

でもだからこそ!

これだけの経験をした唯一の人間として、これからの「高木菜那」に期待です!

個人的には、4年後のオリンピックにここから向かっていく姿を見てみたいのですが、オリンピックは今回が最後?という言葉もあったみたいですので、選手としてはもちろんのこと、どんな「道」に進むにせよ、今回の悔しい経験が必ず活かされたと「感じる」時が来るのではないかと思います。

正直凄く悔しいです。

あの結果を受け入れるのにはまだ時間がかかりそうです。

オリンピック後のインスタグラムでは、素直に悔しさを表現し、立ち直るには時間がかかると思うと、今回の結果としっかり向き合っていました。

この4人じゃなければここまで強くなれませんでしたし、

この4人じゃなければ2大会連続メダル獲得にはなりませんでした。

みさき、みほ、あやの本当にありがとう!

悔しい想いをしたからこそ、これまで感じてきた以上に、仲間の大切さ・仲間への感謝の氣持ちがわいてきた発言もありました。

天才・高木美帆の「お姉ちゃん」として、きっと長年プレッシャーや葛藤もあったことと思います。

そして、周りの選手と比べても一際小さいあの体で、きっと相当な努力があったであろうことは想像に難くありません!

今回の北京オリンピックでの経験を含め、今後の人生の糧になっていく姿を楽しみにしています!必ず、この悔しさがプラスに変換される日々がやってくるはずです!

いや、そうあってほしい!笑

自分なんかと比べていいのか分かりませんが、僕も長い間、かなり貴重な経験をしてきていると思います。そのほとんどが辛くきついモノであったとしても。

だから、なんと言えばいいか…

勝負だ!菜那!笑

 

変な締め方になってしまいましたが、本日も最後まで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました!

 

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