巡礼地・御朱印の楽しみ方

こんな方にオススメ!巡礼・遍路をするべき10の理由と動機。魅力と楽しみ方も解説!

 

こんにちは、ゴローです。

・巡礼やお遍路の魅力って何?

・どういった動機・目的で巡礼する人が多いの?

・一度挑戦してみたいけど、なかなか踏み出せない。

といった質問を受けることが多々あります。そこで、本日の記事では、巡礼やお遍路をすることのメリットや魅力をお伝えしながら、巡礼を行いたくなる理由の中で、特に多いものを中心に紹介していきます。

学生時代に学んだこと(お寺の住職さんや書籍など、また、実際に巡礼を行った方へのインタビューなど)を中心に、僕や友人の場合は?といったことなども絡めながら、書き進めていきたいと思います。

書き終わってみて、なんだか大学の論文で表彰されるんじゃないか?って内容になってしまいました(笑)学生時代あれだけふざけていた自分が、こんな真面目な文章を書くことが出来るのかと、自分が一番驚いています(笑)

 

巡礼地の種類は?巡礼地の選び方は?

「巡礼する」と一言でいっても、いろいろな種類の巡礼地があります。どの巡礼地を選べば良いのでしょうか?

一番有名な巡礼地で、皆さんがイメージし易いものが、やはり四国遍路ではないかと思います。四国遍路は、弘法大師の修行跡や縁起由来のある寺院を巡っていく巡礼のことです。巡礼の中でも、特別に「お遍路」と称されることが多い巡礼地です。

そして、この巡礼地を写したものが全国にもたくさんあり、

・知多四国八十八ケ所(愛知県)

・小豆島八十八ケ所(香川県)

・篠栗四国八十八ケ所(福岡県)

の三霊場は、「日本三大新四国霊場」とも呼ばれており、特に有名です。

その他、弘法大師信仰の霊場だけでなく、霊場の中で最も古い歴史をもつ、西国三十三観音巡礼をはじめとする、観音菩薩を信仰とする霊場や、薬師如来、不動明王を信仰とする巡礼地なども全国には多数存在しています。

このように信仰の対象も数種類あるわけですが、全国にある巡礼コースは1,400ヶ所以上とも言われています。四国遍路ともなると、全長1,400km近くにもなる長大なコースとなりますが、短時間で巡礼できるようなコンパクトにまとまった霊場もあります。

巡礼に挑戦する方それぞれの目的や体力に合わせて、巡礼地を決めていただくことが一番かと思います。

愛知県一つとってみましても、八十八ケ所霊場・二十一ヶ所霊場・三弘法霊場・お砂踏み、といった具合に、巡る札所の数も距離も様式も千差万別です。愛知県に限らず、全国に様々な種類の巡礼地がありますので、取り組みやすそうな巡礼地から挑戦してみて下さい。

 

 

巡礼・遍路を行う魅力は?メリットは?

多くの巡礼地があるということを紹介してきましたが、それでは、なぜ巡礼・遍路をしたくなるのでしょうか?また、どんな方にとって巡礼はオススメなのでしょうか?

これは、「人はなぜ、旅に出たくなるのか?」に置き換えると分かりやすいかもしれません。巡礼を行いたくなる理由と似ているのではないかと思います。

突然旅に出たくなることってありますよね?非日常を味わいたいという人もいるでしょう。真の自分と出会いたい人・自分自身を見つめ直したい人もいるでしょう。いずれにせよ、現代人特有の、悩みの多い時代といったことが大きく関係しているのではないでしょうか。

そういった旅に出たいという願いを、気軽に叶えてくれる「仕組み」とでも呼んでいいものが巡礼ではないかと思います。

旅と巡礼を比べてみた時に、巡礼のメリットは「分かりやすい」といったことではないでしょうか。ルートもある程度決まっているため、他事を考えることなく無心に進んでいくことが出来ます。旅のマインドフルネスと言っても、大袈裟ではないと思います。

加えて、札所を巡る・御朱印をもらうという、分かりやすい目的があることも魅力的なのだと思います。ただ旅に出るというだけでは、抽象的な感じがしてしまい(それはそれで違う魅力もありますが)、行動に移しにくいところもあるかと思います。その点、具体的な分かりやすさがあるため行動に移しやすい、といったことが巡礼の魅力であると思います。

 

 

巡礼・遍路に挑戦する10の理由・動機

巡礼・遍路の大まかな魅力をお伝えしたところで、巡礼をしたくなる(巡礼してほしい)理由・動機を、さらに具体的に見ていきたいと思います。

 

①宗教的な行為

お寺や仏像に興味を持つ人も多いと思います。そして、四国遍路であれば、弘法大師への信仰という面がより大きくなるかと思います。

巡礼という言葉を聞くと、宗教的行為としてのイメージも未だに根強いかと思います。実際に、巡礼が盛んになっていったのも、末法思想の流行や仏教の庶民への浸透が、大きく関わっているという事実があります。

 

②修行的要素

四国八十八ヶ所霊場が開創された当時は、弘法大師への信仰ということだけでなく、修行僧が修行をするために巡礼を行うということが中心でした。

この修行という考え方も、どちらかというと昔の動機というイメージがありますが、現在でも、研修などで遍路を活用している会社もあるくらいですから、修行的な要素も大きな理由の一つと考えられます。

 

③健康増進のため

この辺りから、より現代的な理由になってくると思います。昨今の健康ブームもあり、特に中高年の層には、健康増進の理由で巡礼を行う方が多くなってきています。

修行というよりは、より気軽に、ハイキング的な要素として楽しむことが出来るといったことが理由だと思います。実際、各巡礼地をコースとしたハイキングの開催も全国で増えています(東海地方での例:名古屋鉄道主催の「歩いて巡拝(まいる)知多四国」など)。

 

④病気平癒の祈願

健康増進と重なる部分もあるかもしれませんが、歩くことで健康になって病気を治したい、と考える人もいるでしょう。歩いて巡ることが難しい人でも、車やバスを使って巡ることで、参拝するという行為によって、何より心も満たされるのだと思います。

歩くことが難しい方でも、僕みたいに車椅子を使って巡ることも一つの手段だと思います。いずれにせよ、祈り・祈祷といった意味合いだけではなく、巡ろうとするその気持ちが病気平癒に導いてくれる大きな要素になるのだと思います。

 

⑤縁結び・御朱印・パワースポット

最近では、女性の方の巡礼も増えてきており、「お遍路ガール」とも呼ばれているそうです。以前から、神社仏閣巡りは女性の旅の中でも人気があり、そこに昨今の御朱印ブームも重なり人気を博しているのだと考えられます。

出雲大社や伊勢神宮などのパワースポット巡りも未だ人気が衰えていない中、札所を巡って御朱印をいただく巡礼というスタイルが人気を呼んだわけですね。縁結びの神社仏閣も数多くあるわけですが、中には巡礼すること自体に、縁結び祈願をして行う方もいるそうです。

 

⑥大切な人を亡くした喪失感

家族や友人など、身近な大切な人を亡くしたことで巡礼に出る方も多くいます。特にここ数年で巡礼する方が多く増えた背景として、東日本大震災の影響も大きな一つの要因だと考えられています。

亡くなった方への供養はもちろんのこと、大切な人を亡くした喪失感を埋めるため、克服するために巡礼を行うという選択肢も増えてきているそうです。

 

⑦自分探し・癒し・達成感

自分探しのため、といった理由は最も多い印象があります。実際に遍路を行っている方へのインタビューや多くの書籍の中で、「自分探し」や「自分を見つめ直す」といったキーワードが数多く出てきます

20代・30代といった若者に多いのが、新たな自分と出会いたい、新たな人生を歩んでいきたい、自分の物語(自己物語)を再構築したいといった動機から、巡礼に出向く若者も少なくありません。

また、仕事を退職して、定年を迎えた60代以上の方にとっても、新たな人生の意味を模索するといった動機が多くみられます。いずれにせよ、「人生の転機」を迎えた人にとって、巡礼という選択肢は大きな存在となっているようです。

 

⑧人との触れ合い

自分探しと繋がる部分かもしれませんが、人と触れ合うということも大きな動機の一つと考えられます。

巡礼・遍路には、お接待という独特な考え方がありますので、特に徒歩で巡礼される方は、人と触れ合う機会も多く、感謝するきっかけにもなるため、自分や人生を見つめ直すことにも繋がっていくのだと思います。

 

⑨観光・グルメ・旅行的要素

あまり難しいことを考えず、単純に巡礼を楽しむといったことも大きな理由になると思います。自分が住む地域の霊場を巡るのも良いですし、あそこの霊場に行ってみたい、あそこの郷土料理・グルメを食べたいからといった理由も当然あるでしょう。

そもそも、神社仏閣というのは観光地の大きな目玉でもありますし、僕自信が「車いす遍路」を行う理由も、観光やグルメが好きといった理由から、各地の美味しいものを食べ歩きしながら巡礼をしてみよう、というのが挑戦する大きな動機の一つでした。

 

⑩ブログ・SNSの普及

巡礼する人が増えた大きな理由の一つに、SNSが普及してきたという背景は間違いなくあると思います。老若男女を問わなくなってきたとも言えるかもしれません。

かつての修行的要素に加え、それを更に発信していくという楽しみ方が増えたことにより、巡礼がより身近に気軽に感じられるようになりました。御朱印ブームとも相まって、巡礼の道中や御朱印を、ブログやSNSにあげる楽しみ方も増えてきているように感じます。僕もその一人かもしれませんが(笑)

 

 

以上、巡礼・遍路の魅力やメリット、巡礼を行いたくなる(行ってほしい)理由を紹介させていただきました。

巡礼という言葉を聞くと、難しそう、とっつきにくそうと思われていた方も多いかもしれません。ですが、あまり難しく考えず、ここにあげた理由・動機で当てはまるものが一つでもあるのであれば、各自の取り組みやすそうな巡礼地から巡ってみてはどうでしょうか。

巡礼してみたいけど、なかなか挑戦する勇気が・・・といった方が、今日の記事を参考にしていただいて、人生を豊かにするきっかけにしていただけたら嬉しく思います。

 

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