こんにちは、ゴローです。
本日の記事では、遍路や御朱印から少し放れて、先日あった「父の日」についてのことを書こうと思います。
「日常・雑談」といったカテゴリーを作って、たまには自由気ままに書く記事があってもいいかなと。
あまり形式張った事ばかり書いていても、僕の人となりが分からないと思いますし。日常の中にこそ、誰かに伝わる想いが潜んでいる可能性もありますしね!
と言っても、今日書く記事はそんなに大したモノでもないのですが、先日「父の日」にプレゼントを渡したコトの話で、実はそれなりの隠れた「ある想い」が込められているという記事になります。
親父にプレゼントを贈った理由
僕はけっこうできた息子なので、要所要所で親孝行をするわけですよ(笑)
病気をする前から、両親の結婚記念日には毎年ご飯に連れていったり、母・父の日にも、毎年ではないけど何か贈ったりしていました。
そして、今年の父の日にはお酒を贈ることにしました。
まあ、正直親父にはそんなにお世話になっているわけではないのですが(笑)、今の僕が何かするためには、車での送り迎えが少なくとも必要で、いつも文句を言われながらも一応してもらっているので。
後は、やっぱり物理的にも精神的にも「借り」があるんですよね。
病気したことによって、いろいろな迷惑をかけてしまうことに、どうしても引け目を感じずにはいられないんですよね。
(親父は分からんが)母親や親戚・友人は氣にするなと思っているでしょうが、これは病気した本人にしか分からないと思う・・・。
親父の資質・天然キャラ
僕の親父は、父の日に何かをしたからといって、喜んだりお礼を言ったりするキャラじゃないので、完全に自己満になります。
そして、僕の親父は無神経なので・・・、いや、オブラートに包むと天然なので、僕が病気してからも、おかしな発言がたくさんあります。
例えば、母親が仕事でいない時は、親父にコンビニで昼飯を買ってきてもらうというのが主流なのですが(僕が倒れた翌日が親父の退職日だったため、家にいます)、
あまりにも毎回同じモノを買ってくるため、他の弁当買ってきてくれんか?と言うと、「じゃあ、お前が買ってこい!」とか言えてしまうんですよ(笑)
僕の立場・氣持ちをくみとることが出来れば、なかなか出てこない発言だとは思うのですが、天然だから仕方ないんですよね。悪気があるわけではないんです。ホントに。
買いに行けるんやったら、俺やって行きたいわ!むしろ、コンビニ弁当なんて食わずラーメン屋行くわ!っていう感情を押し殺して、その場を治めます(笑)
実際、2年前までは、親父がコンビニ弁当買ってきてくれんかったら、僕は飢え死にしてしまっていたわけでしたので(苦笑)
こんな感じの親父なので、今回も謎の発言が相次ぎました。
お酒が家に到着して、チャイムが鳴って取りに行ったのが親父でした。
親父「俺のじゃねーがや!お前の酒やねーか!」
の発言が出たのですが、僕は4年半の間、お酒を飲んでいないわけですよ(汗)
一緒に暮らしていたら、僕のお酒だと思う発想は、絶対に出てこないはずなのです。天然でしょ?(笑)
普通の人なら、父の日だし、自分に贈ってきたお酒だと分かるはずなんですが…。まあ、サプライズしたい場合には楽ですがね(笑)
そして、お酒が大好きだった僕が、これまで4年半も飲めていないわけですよ。お酒好きの人なら、この辛さ分かってくれますよね?
家族での会話の中で、お酒飲めないのがきついっていう話が出た時、
親父「えーわ、俺がお前の分も酒飲んだるで!」
この発言もなかなか出来ないぞー。天然すぎるとしか思えない。ただの無神経なやつっていう可能性もあるが、それは思いたくない!(笑)
こんな感じの親父なので、お酒をプレゼントしたところで、喜んでくれるわけでもないし、僕の「想い」を感じとってくれるわけでもないのです。
それでも!自己満足でもいいから、今回どうしてもお酒を贈りたかった理由があった!
渡すことの出来なかった5年前
先ほども少し触れましたが、5年前、僕が救急車に運ばれた翌日が、親父の退職日でした。
その10日後に、親父の退職祝いをする予定でした。
会の全権が僕に委ねられていたのですが、結局この退職祝いをすることは出来ませんでした。もちろん、今も出来ていないわけですが。
そして、この退職祝いの時に「茂」とラベリングしたお酒を渡す予定でした(写真左)。
親父の名前が「茂」ってばれちまうけどいいか?まあ、いっか(笑)
このお酒を渡すことが出来なかったんです!(退職2か月後に、体調がどうしようもなくなり、厳密にはその時渡す決断をすることになりましたが)
あれから5年が経とうとしている中、未だに退職祝いをすることが出来ていない。
5年間という節目。ただの「父の日」の贈りものじゃないんですよ!
渡したくても渡せなかった、退職祝いの予定の時から5年!!
悔しさや、申し訳さなや、寂しさや、次こそは!など、複雑に入り混じった想いがそこにはあるんです!
だからこそ、「茂」のお酒と全く同じ種類の「茂2」を奮発して贈りました。
本当は、絶対に存在するはずのなかった「茂2」なんです!!
しかるべき時に、しかるべきものを渡したかったという想いと、自分なりに1つの区切りをつけたかったという想い。
そして何より!!
この先の未来に、絶対に「茂3」を、退職祝いとして渡してやる!!という想いが。
お酒は期限があるので渡しましたが、こんなものよりもっと大きな退職祝いの贈り物を、本当は用意していたんです!
それは、「来たるべき時」に渡すため、まだ押入れの奥に眠っています。いつか渡せる日が来ることを祈って、「茂3」と一緒に渡したいと思っています!
僕の病気が治る前に親父が死んだ場合。または、僕が先に死んでしまった場合。その時は、このプレゼントは押入れの奥に眠ったままということになります。
絶対に「茂3」を渡す!!
俺のそんな大きな決意と想いが!この「茂2」には込められています!
ちなみに、この先5年毎に、病気が治っていない場合は、「茂3」・「茂4」・「茂5」…と渡していくつもりです(笑)
必ず!「茂4」がこの世に存在することは無い!
という決意を胸に、本日の締めとさせていただきます。