病気発症からの歩み・復活

副鼻腔炎(蓄膿症)の治療・対処に専念した2週間。最終的に完治?するも症状は消えず…

こんにちは、ゴローです。

本日の記事では、副鼻腔炎の治療をしていた約2週間について書いていきます。

実際に副鼻腔炎だったのかどうかは分かりませんが、いくつかの病院や診療科において、原因不明ということで全て否定されてしまったので、副鼻腔炎の「疑い」という言葉にすがるしか方法はありませんでした。

この記事の最後で、副鼻腔炎ではない(治った)。

という結論になるのですが、強烈な頭痛・頭重は残ったままです。むしろ、翌日からさらにひどくなっていくことになるのですが…。

そんなわけで、当時の僕が、最初から副鼻腔炎だったのかは正直分かりません。治療の過程において治っていたという可能性もあると思います。コロナ後遺症と同じで、別の症状が残ったということかもしれません。

とにかくもがいていた時期でした。

とはいえ、治療法や手段の順番としては間違っていなかったと思っています。

誰かの参考になる部分が、少しでもあるならば幸いです。

 

副鼻腔炎(蓄膿症)の治療がスタート。近所の耳鼻咽喉科医院へ【10月7日~】

ドクターショッピング(原因不明の病気)
病名・診断名がつかない日々。ドクターショッピングの始まり!体調はさらに悪化… こんにちは、ゴローです。 本日の記事では、病名を探す旅が始まった、最初の1週間について書いていきます。 意識がなくな...

こちらの記事の続きになります。

第一次ドクターショッピングを終え、再び手がなくなってしまった僕は、とりあえず翌日は普通に会社に向かいました。

・・・の予定だったのですが、電車に乗る直前、頭重とふらつきがあまりにひどく、会社に行くのをやめ自宅に戻りました。

前日までの調査の中で、近所の耳鼻科で氣になっているところがあったので、少し体調が落ち着いたタイミングでそこの病院に行きました。

抗生物質の点滴投与などを行い、家で少し休んで午後から会社に行きました。今なら休んどけ!って言いたいですね(苦笑)

翌日は16時で限界を迎え、会社を早退し再び点滴。その後も点滴を繰り返すも、体の症状が良くなる気配はなく、頭重にくわえ強烈な息苦しさを感じる日々が始まり、呼吸するのもきつくなっていきました。

 

病気の症状などは別として、この病院の先生はかなりいい人だなあと感じました。本人も問診を大事にしていると言うとおり、しっかり患者の話を聴いてくれる方でした。

当たり前の事なのかもしれませんが、総合病院の医師は話を聴いてくれる人は少なく、暴言を吐く人までいて、患者に寄り添っている感覚があまり無いと感じましたので。

患者の声にしっかりと耳を傾けることが出来る医者は、いい医者だと個人的には思います。とりあえず今後、いつか遠い未来また耳鼻科に行く必要がある時は、この病院には自信を持って?(笑)行きたいと思います。

 

副鼻腔炎(蓄膿症)の症状・治療法のまとめ(薬やチクナイン・ネブライザー療法など)

副鼻腔炎が起こる原因は、風邪などのウィルスや細菌の感染により、まずは鼻腔に炎症が起こり、副鼻腔は鼻腔とつながっているために、その後副鼻腔にも炎症が起きます。

急性副鼻腔炎の場合には自然に治ったり、細菌を叩く抗生物質などの薬物療法で、比較的簡単に治るそうなのです。

ただし、炎症が治癒することなく、鼻汁や鼻づまりが3か月以上続くことになると、慢性副鼻腔炎(俗にいう蓄膿症)と診断されます。

 

急性副鼻腔炎の場合は、「保存的治療」として薬の内服や鼻処置、ネブライザー治療などを行います。

僕の場合もますは、細菌の感染を抑える薬と、膿を出しやすくする薬を飲んでいました。

最初の1週間は、メイクアウトMS錠100mg・ムコダイン錠500mgの2種類。

治らず次の週は、クラリス錠200mg・シスダイン錠250mgの2種類。

といった具合です。

 

僕の場合は、薬で症状が改善されることはなかったので、「ネブライザー療法」といって、抗生物質などの薬を細かい粒子にして、副鼻腔まで届きやすくなるように蒸気を鼻から吸うという療法などを次に行いました。

痛みがひどく改善されない場合には、薬を変えたり、抗生物質の点滴投与も必要ということで、僕は連日点滴も行っていました。

 

と同時に、副鼻腔炎・蓄膿症の治療には絶大な効果があるといわれている、小林製薬の「チクナイン」も飲んでいました。

こちらは市販でも売られていて、生薬で構成された漢方薬ということで、副作用などの心配もほとんどありませんので、まずはこちらを試してみるのもいいと思います。

 

「チクナイン鼻洗浄器」も併用していました。

こちらは、鼻水や膿をしっかり洗い流してくれます。最初は使いづらい部分もありましたが、慣れてくるとスッキリしますし気持ちいいと思います。

今思えば、この頃にはもう副鼻腔炎も治っていたのかもしれませんね。

 

蝶形骨洞炎症(副鼻腔炎)の恐怖

副鼻腔炎の治療をするにあたり、僕はずっと疑問に思っていました。

もちろん症状にも個人差はあるのでしょうが、多くの人がなるといわれる副鼻腔炎で、ここまでひどい症状になんてなるのか?と。

頭重や頭痛のひどさはもちろん、意識を失ったり、呼吸が全然できなかったりの症状はかなりひどいモノだったからです。

 

調べていくうちに分かりました。

副鼻腔と一言でいっても、大きく分けると、おでこにある「前頭洞」、目の内側にある「篩骨洞」、篩骨洞のさらに奥にある「蝶形骨洞」、頬の奥にある「上顎洞」から構成されています。

そして、炎症が起きている部位によって、痛む場所や症状が異なってくるということらしいのです。

 

その中で、「蝶形骨洞」が炎症している場合は、頭痛や頭重感が特徴であるといったものを当時見つけたのです。さらにひどい時には、目に異常が出たり意識障害も起こる可能性があるということだったのです。

これを見た時、恐い話ではありますが、これだ!と嬉しかったのを覚えています。これなら、失神が起きる理由もつくし、目の感覚も含めふらつきがひどかったので。

ホントは医者の方が教えてくれるとありがたいのですが、自分の病気や自分の体に対して、誰よりも自分が責任を持つべき!だし、自分が一番よく知っているはずです。

そんなことも教えられた氣がしますね。

 

そんなわけで、自分に起きているあまりに酷い症状にも、自分なりに説明をつけることはできました。

こういった症状が出ることもあるみたいですので、参考になる方がいらっしゃればと思います。僕の場合は、副鼻腔炎が治った後も症状は続いていくので、この時の酷い状態が副鼻腔炎によるものだったか断定はできないので申し訳ないですが。

 

会社に4日連続行けた最後の1週間【10月13日~】

3連休で治るはず!という期待をもちろん持っていました。

今週もダメなのか・・・、と迎えた3連休明けの火曜日。

振り返ってみると、この週の4日間が、会社にまともに行けた最後の1週間でした。

 

火曜日は1日浜松へ。

これが、最後の出張というか遠出の外出となりました。

そして、1日体がもった最後の日となりました。

水曜・木曜は途中で早退して、病院で点滴をうって自宅へ。

 

すでに限界近くなのは分かっていたが、金曜日に力つきました。

17時頃まで粘っていましたが、もお座っていることさえ出来ない状態に。もちろん家に帰ることも出来ず、保健室で2時間横になってから、親に向かいに来てもらいました。

この4日間が、結果的に僕が会社に1週間行けた最後となりました。

 

耳鼻科の先生に「ごめんね」と言われた日【10月19日】

土日をはさみ、かすかな期待を胸に、迎えた月曜の朝は、いつもと同じ頭重感…。

この日は、総合病院の耳鼻科に行く日だった。

総合病院の耳鼻科の先生は2人いて、(前にも書きましたが)1人は貧乏ゆすりしながら面倒くさそうな態度で目も合わせないような医者なのですが、

もう1人の先生は良い人でした。若い女の先生で、どちらかというとクールな感じの方だったのですが、かなりの症状で苦しむ僕を前に、それでも先生には手の打ちようがないという感じで「(何もできず)ごめんね。」と言われました。

僕としても印象に残った言葉でした。なんとかしてあげたいけど…、という想いが伝わってきたのは嬉しかったです。治る治らないはもちろん大事なことですが、目の前にいる人を何とかしたい!その想いが、医者とか関係無く「治療家」の一番大切なことだと思います。

そんなわけで、総合病院での耳鼻科は、この日が最後となりました。

 

最後の手段!副鼻腔炎治療用カテーテル(ヤミックカテーテル)にかける【10月20日】

打つ手がなくなってきた僕は、最後の一手を打つことにしました。

歴史的にはまだ浅い治療になるのですが、「ヤミックカテーテル」という手段があることを耳鼻科の先生に教えてもらいました。

抗菌薬の内服を避けたい妊婦さんなどは、急性・慢性の副鼻腔炎に限らず有効な場合もあるということでした。鼻の穴を風船(バルーン)で密閉して、膿を引っ張り出すという、なんとも恐そうなひびきですが(苦笑)、何でもいいから可能性があるならやってくれい…!

という状況でしたので、紹介状を書いてもらい別の病院に行ったのがこの日でした。少なくとも当時はあまり一般的な治療法ではないということで、大きい病院を紹介されました。

そして、最後の望みをたくしました。

準備に時間がかかるということで、念のためCTを撮り、点滴を受けながら順番を待っていました。

いよいよ先生に呼ばれ、診察室に向かうと…

開口一番、「おめでとう!治っていますね!」

あったはずの膿たちは、CTを見る限りスッカリなくなっていました。ということは、これまでの治療により、治っているということなんですよね。

でも、症状は何も変わっていません。

おめでとう!という言葉は、同時に、もう打つ手がない。病気探しのふりだしに戻ってしまったことを意味するわけです…。

 

病名がなくなった僕の体調は、翌日からさらなる悪化の一途をたどっていくことになるのですが、これは決して偶然ではないと思います。

 

新型コロナ後遺症と自己免疫疾患は同じメカニズム?

風邪や感染症が最初に起こり、その後も体調悪化が長引く・進んでいく。

僕の自己免疫疾患や慢性疲労症候群などではよくあることですし、コロナにかかった後の「新型コロナ後遺症」のメカニズム(まだ解明はされていない)とも同じですよね。

コロナ後遺症の人がかなり多くいるみたいですが、僕のように長引かないことを願います。

いずれにせよ、自己抗体が悪さをしているという点では一緒なのでしょうから、これを機に、いろいろ解明されて前進していけたらいいですよね。

 

それでは次回、病気探しの旅、再びです。

 

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