パラリンピック関連

病人や病気に対して、「頑張れ」という言葉は本当に禁句?当事者として体験した想いをお伝えします

こんにちは、ゴロ―です。

病気になった人に対して、頑張れ!頑張って!という言葉は「禁句・NGワード」だよ。

病気の人に対して、頑張って!と声をかけてもいいのかな?

僕自身が病気になってから、こんな言葉をよく見聞きします。

そこで、本日の記事では、僕が病気になって4年以上が経った中で、頑張れといった言葉を実際にかけられた時の感想を、その言葉をかけられた相手や状況なども踏まえながらお伝えしていきたいと思います。

 

家族からかけられた「頑張れ」の言葉

 

例①

「もう充分頑張っとるGoroに、頑張れって声かけていいのかな?いつも迷う」

こんな言葉をかけられた時がありました。

そもそも「頑張る」といった言葉の定義が難しいところではありますが、僕自身が頑張っている姿を誰よりも近くで見ているのが家族なわけです。

そんなこと思っていたんだと感じたと同時に、頑張れという言葉をかけられていた記憶はあまりありませんでした。それはきっと、言葉で言われなくても頑張れと想われている気持ちが私自身に伝わっていたからだと思います。

その時に、どっちでも別に気にならないから大丈夫、と伝えた記憶があります。結局、言葉がどうというよりは、相手のことを想って出た言葉なら、「頑張れ」でも何でも良いのだと思います。

 

例②

「もっと頑張らなあかんやろ」

別の家族からこんな言葉をかけられた時もありました。

この言葉をかけられた時は、先ほどとは逆に、頑張っとるだろうが!と反発する気持ちが出てきたことを覚えています(言葉には出していませんが)。

言葉自体も少し命令口調な感じもありますが、それよりもやはり、その言葉を発した時の言い方や、普段の接し方などによっても大きく変わってくると思います。この時の私としては、普段の自分の姿を見てないくせに、という想いがあったかと思います。

同じ言葉をかけられたとしても、その言葉を発する時の雰囲気や背景によって、受け取り方は変わってくるものだと思います。

また、「お前が頑張っとることは知っとるが、もっと頑張っていこうな」といったような言葉であれば、発言の内容は同じでも、伝わり方は全然違ってくるとも思います。

つけたし先生
つけたし先生
そうね、選ぶ言葉や、表情や声のトーンによっても、伝わり方が変わってしまうのは難しいところではあるわね。 

 

友人からかけられた「頑張れ」の言葉

 

例③

「頑張れと言いたくはないけど、頑張れとしか言いようがない」

自宅まで会いに来てくれた友人に、こんな言葉をかけられた時がありました。

友人の立場からしたら、まさにその通りだと思います。そんなこと言われなくても、頑張れという気持ちは充分に伝わっていましたけどね。

逆に言うと、やはり「頑張れ」という言葉を病気の人にかけることは、勇気がいることなのだと感じました。そして、そのように勇気をもってかけてくれた言葉であるならば、それは当事者(僕)にも伝わります。

あまり考えすぎずに、相手のことを想ってのことであれば、自然に声をかけても大丈夫だと私は思います。

 

例④

「無理しない程度にとは言わず、無理して頑張ってくれ」

ある友人からは、こんな言葉をかけられた時がありました。

先ほどの友人とは違い、少し厳しい言葉のように感じますよね。しかし、言葉だけをとると厳しいように感じますが、お前ならできる!といった励ましだと僕は感じました

この言葉をかけるにはかなり勇気がいると思いますが、ある意味、僕のことを相当信頼しているから言えた言葉だとも思います。そして、僕のこれまでの行動や性格なども考えた上で選んでくれた言葉だったと僕は思っています。

結局、この友人とのこれまでの信頼関係や、この前後での会話や雰囲気があるからこそ、僕もこのような受け取り方ができるのだと思います。

 

会社(職場)の人からかけられた「頑張れ」の言葉

 

例⑤

「いろいろ大変かと思いますが、頑張って下さい」

会社の方が自宅訪問して下さった時にかけられた言葉です。

同僚や上司というわけではなく、庶務担当の方からの言葉ですので、少し硬い言葉に感じるかもしれませんが、いつも丁寧な対応をしていただきました。

会社や職場の人から、(病気の人が)もっと頑張れといったようなことを言われるのが辛いとよく耳にするのですが、その言葉を発する時の言い方や態度によって、伝わり方も大きく変わってくるのではないかと思います。

僕の場合は、いつも穏やかな雰囲気で、心配してくれているのが分かる「頑張れ」という言葉でしたので素直に受け取ることができました。

病気になって最初に心配なことが、働けるかどうかだと思います。職場の方の言葉は大きな影響を与えますので、病気になった方へは温かく接してあげて下さい。

 

例⑥

「気合いで頑張れ」

こちらの言葉も会社関係の方にかけられた言葉ですが、悪気はないのかもしれませんが、この言葉は悪い意味でけっこう印象に残ったことを覚えています。気合いだけでは何ともならなかったことを痛感していた時だったからかもしれませんが。

この言葉も結局、言われる相手や言い方にもよるものだと思います。病気の状況や経過をあまり知らないのに、適当な感じで言われるのは良い気もしないし気持ちも伝わらないと思います。

「気合いで」という表現は、傷ついたり嫌がったりしているという人を、何人も見聞きしてきたので、なるべく避けた方が良いと思います。

 

憧れの芸能人からかけられた「頑張れ」の言葉

 

例⑦

「いろんなことがあると思うけど、一緒に頑張っていこう」

この言葉は、とある歌手の方からかけていただいた言葉です。尊敬する歌手の方に会える機会でしたので、おもいきって外出した時のことでした。

いつも心がキレイで、誠実な方ということは元々知っていましたが、僕の状況をあそこまで真剣に受け止めて、対応していただけるとは思っていなかったという感じでした。

僕が言いたいことは、真剣で誠実な想い・気持ちは必ず相手に伝わるということです。

時間にしたら30秒くらいの出来事だったと思いますが、その時の雰囲気や表情から「頑張って」という想いが強烈に伝わってきました

相手が憧れの人だったからということもあるかもしれませんが、これほど突き刺さる、そして嬉しい「頑張って」はありませんでした。

そして、「頑張れ!」という言葉には、「一緒に頑張っていこう!」という想いが含まれていることを、僕はこの時教えてもらいました(感じました)。「一緒に」という言葉そのものが問題ではありません。そこに想いがあるかどうかです。

 

まとめ

以上、僕が実際に経験した「頑張れ」という言葉に関しての具体的を、誰に言われたのか、自分がどう感じたのかなどを交えながらお伝えしてきました。

こうして見てみると、改めて共通していえることは、「頑張れ」という表現・言葉がどうというよりも、言葉の裏にあるその人の想いや気持ちが大切なのだと感じます。

言葉をかけられた側には、その想いは必ず伝わります。適当に頑張れと言われているのと、本気で頑張ってと言われている違いは、必ず伝わると思います。

そして先ほどもお伝えしましたが、「頑張れ」という言葉には、「一緒に頑張っていこう」という意味合いも含まれています。言葉を発した側に、相手を思いやる気持ちがあるのであれば伝わります。これは病気に限らず、例えば受験生への勉強頑張れ、部下への仕事頑張れなどにも同じことがいえるのではないでしょうか。

僕自身がそれに気付いたのは、歌手の方に「一緒に」と言われた時でしたが、家族や友人にそれまでかけられてきた「頑張れ」には、一緒に頑張っていこうなという想いがあったからこそ、私に突き刺さっていたのだと今は分かります

皆さんにも、あまり考えすぎずに、相手を本気で想ってのことであるならば、気落ちを込めて「頑張って」と応援の言葉をかけても良いのではないかと私は思います。「一緒に」という言葉をそこにつけ加えると、相手にも届きやすいのかもしれません。

つけたし先生
つけたし先生
そうね、誠実な気持ちを込めて相手の方と接していくことが、何より大事だと私も思うわ。 

 

逆に、頑張っている人に頑張れって声かけるなんておかしいでしょ?とか、したり顔で論理的に言われる方が嬉しくないし、違和感がある気がします。

また、「頑張れ」という言葉に対して、受け取る側にも、応援してくれてありがとう!という素直な気持ちを持つことが大切だと思います。

病気があると余裕がない場合も多いですが、充分頑張っとるわ!という姿勢で最初から突き放してしまっては、お互いにもったいないと思います。結局、そこに信頼関係があるかどうかということも、大きく関わってくるのではないでしょうか。

以上、まとめさせていただきましたが、僕の経験や見解が、病気の人全員に当てはまるわけではないかもしれません。しかし、「頑張れ」などの声をかける際に悩む人も多いようですので、一つの参考にしていただけたら嬉しく思います。

この記事で紹介した内容に、+αで参考になる書籍も紹介させていただきます。読みやすくて、理解しやすい内容になっていますので、是非一度読んでみて下さい。

  

 

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