こんにちは、ゴローです。
今年2021年の、24時間テレビドラマスペシャルは、キンプリ平野紫耀さん主演の「生徒が人生をやり直せる学校」です。
貧困や生活保護・虐待など、様々な葛藤を抱える生徒たちが通う槙尾高校。
そんな「底辺校」とも呼ばれる高校に通う生徒たちに「寄り添う」ことで、生徒たちが将来に希望を持てるように奮闘する教師たちの物語です。
実話を元にしたストーリーということで、現代の世相も感じずにはいられません。
奇麗事だけでは解決しないことも多いでしょうが、真剣に寄り添う教師の言葉や、苦悩しながらも奮闘する生徒たちの言葉や想いから、何かを感じとってもらえたら嬉しいです。
ドラマの中から、一部の言葉や名言を紹介していきます。
Contents
國村隼(槙尾高校の校長先生)の言葉・名言
困った生徒たちというのは、本当は「困っている生徒」なんだと気付けます。
学校の先生たちが、こんな想いを持って接してくれたら嬉しいですよね。きっとその想いは、生徒たちにも伝わるものだと思います。
もっと言えば、先生だけではなく、周りの大人たちや社会がこのような認識を持って接することが出来れば理想なのかもしれません。
伊藤英明(槙尾高校の教頭先生)の言葉・名言
制服さえ着てきてくれれば、あとは自由。
何はともあれ、学校に来てくれたら、よく来てくれた!願わくば、明日も来てくれ!
まずはおはよう!徹底的に生徒たちの心に寄り添ってあげてほしい。
この言葉は、決して諦めから出てくる言葉ではなく、生徒を信じているからこその言葉なのだと思います。
信じているからこそ、まずは学校に来てくれるだけでいい。そこから全てが始まる。そんな風に生徒たちの心に寄り添っていくことが大きな一歩になってくれるはずです。
浜辺美波(新人教師の岡部薫子)の言葉・名言
私はあなたの先生として、あなたの力になりたい。
私に出来ることは、あなたを応援することです。
子供を妊娠した桜田ひよりさんに、最初はとまどいを見せる浜辺美波先生でしたが、校長や教頭に言われたように、生徒に真剣に寄り添いたいという想いから出てきた言葉です。
浜辺先生の真剣な想いに、桜田さんもじょじょに心を開いていきました。やっぱり、真剣な想いや言葉は伝わるものだということを教えてくれるシーンでしたね。
北村有起哉(槙尾高校の山野公平先生)の言葉・名言
大事なのは、目の前で困っている人を助けたいというシンプルな想いだ。
何か力になりたいと思っても、何をしたらいいか分からない時ってありますよね。また、それが偽善のように感じてしまう時もあるかもしれません。
それでも、「人を助けたい」という想いが心から湧き出てきたものであるならば、その想いだけで何かが変わる可能性があるのだと思います。
平野紫耀(新人教師の樹山蒼一)の言葉・名言
何にもしてやれなくてごめんな。
(ただ声をかけることしかできなかった。自分の無力さを思い知らされた。)
親を亡くして、学校を去ることになった道枝駿佑くんへの、平野紫耀先生の魂の叫びがこれでした。
目の前で困っている人に対して、何もできない無力さって辛いですよね。それが、自分の生徒に対してであればなおさらだと思います。
でも、この悔しさが平野先生の成長にも繋がっていきました。そして、学校を去った後も、道枝くんを見捨てることは決してありませんでした。
篠原涼子(学校司書の立花久美子)の言葉・名言
昔の生徒は、荒れてはいたけど元気だけはあった。
今の子たちは、荒れてるっていうよりも疲労してるね。心が疲れてる。
生徒たちの心の声をちゃんと聴いてあげなきゃ。
荒れている生徒の方が、感情を出して教師にぶつかってきてくれるので、心を通わせる可能性はあったのだと思います。
篠原さん曰く、今の生徒は心が疲れているということで、より注意深く生徒たちの心の声を聴いてあげる必要性があるということですね。
槙尾高校生徒たち(道枝駿佑・板垣李光人・桜田ひより・田辺桃子)の言葉・想い
底辺の俺らをバカにすんな。偽善だよ。
うち生活保護だから無理。なんでこんな、不幸なんだろ。
なんでこんな、世の中不公平なんだろ。
槙尾なんて底辺の高校だよ。世の中の底辺。みんなうちらのこと見下してる。
そもそも住んでる世界が違うから。
槙尾高校に通う生徒たちの、心からの叫びであり、SOSでもあるのだと思います。
こういった言葉が出てくる現実が、実際にあるということなんですよね。
自分自身考えさせられる実情でもあるなと感じました。今の自分に何ができるのかは正直分かりませんが、不必要な偏見だけは、なるべく持たずに過ごしていきたいと思います。
浜辺美波が槙尾高校で成長した場面・ドラマ最後の言葉
自分が許せなかったんですよ。
自分はどこかで(赴任先が)槙尾高校なんて、って思ってました。
でも試合を見て、頑張ってる生徒たちに、ノックアウトされました。
平野紫耀が槙尾高校で成長した場面・ドラマ最後の言葉
僕が生徒たちに会って学んだことは、
嬉しいことも、楽しいことも、
悲しいことも、苦しいことも、辛いことも、
あらゆることから目を背けず、向き合うことだ。
ドラマでもかなり感動させられますが、ドラマの元となったこちらのストーリーを読むと、生徒たちの葛藤や問題、教師たちの情熱をより感じさせられます。
ノンフィクション作家の黒川祥子さんが書かれた実話「県立! 再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校」です。