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パラリンピック・パラスポーツ

パラリンピック(パラスポーツ)の楽しみ方を解説!魅力はどこ?見るべきポイントとは?

パラスポーツの魅力

さっそくですが、皆さんに質問です。

パラスポーツ(障がい者スポーツ)と聞くと、皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか?

障がい者が「頑張っている」スポーツのことだよね。競技というよりは、リハビリやレクリエーションの一環として行っているものだよね。などなど。

いろいろなイメージがあるかと思いますが、あえて少し失礼にあたるかもしれない表現を一例にあげてみました。私自身も以前はこのようなイメージを持っていたと思います。

実際、障がい者スポーツをあまり知らない方にとっては、おそらくこういった印象が一般的なのではないかと思います。

そもそも障がい者スポーツを見たことが無いという方も多いのではないでしょうか?私自身は、数年前から病気を患っていることがきっかけで、パラスポーツを知るようになっていきました。

2016年に開催されたリオデジャネイロパラリンピック以降、多くの競技や選手の生き様などに触れてきました。その中で、パラスポーツの奥深さや、パラスポーツの持つ魅力や意義、可能性を大きく感じるようになっていきました

病気をするまでは、野球やマラソンなどのスポーツを長年行ってきた、普通のスポーツ好きな一人の人間でした。そんな私だからこそ、パラスポーツの魅力や楽しみ方のポイントについて、伝えられる部分があるのではないかと思っています。

この記事では、そんな私が、パラスポーツの魅力や見てほしい(注目してほしい)ポイントなどをお届けしたいと思います。

 

パラリンピックとは何か?

 

パラスポーツと聞いて、真っ先に思い浮かぶイベントが「パラリンピック」だと思いますので、まずはパラリンピックの説明を簡単にしていきます。

2020年にパラリンピックが東京で開催されるということで、注目度も少しずつ高まってきているとは思いますが、皆さんはどれくらい知っているでしょうか?覚えておいてほしい基本的なところを書き進めていきます。

まずは、オリンピックが終了した後、同じ開催地にて行われる障がい者スポーツであるということです。つまり、オリンピックと同様、4年に1度のみの開催であり、障がい者にとっては世界最高峰の目指すべき大会であるということです。

ただし、オリンピックの会場と同じ施設で行われたのは、実は1988年の韓国ソウルオリンピックからです。それまでは別々の会場で行われていたということで、現在では信じられませんが、オリンピックの組織とは連携がとれていなかったようです。

そういったことを考えると、現在のように同じ都市・会場でパラリンピックが行われるようになったということは、組織の連携はもちろんのこと、我々応援する側にとっても、オリンピックの熱をそのまま持ち込めるという観点からも、注目しやすく、応援しやすくなったのではないかと思われます。

つけたし先生
つけたし先生
会場が別々では、オリンピックが終わったと同時に、みんなの注目がなくなってしまうわよね。

 

次に、「パラリンピック」という言葉の成り立ちを知っているでしょうか?

元々は、下半身麻痺を意味する「Paraplegia」と、オリンピックを意味する「Olympic」を足し合わせた造語でした。現在では、「もう1つの」を意味する「Parallel」を足し合わせた造語となっています

「もう1つのオリンピック」という意味がこめられており、オリンピックと同等の位置付けとされるようになったことは、大きな意味を持つと思います。そして、そんな「パラリンピック」という名称で呼ばれ出したのは、実は1964年の東京大会からです。なんだか誇らしいような気がしてくると同時に、2020年の東京大会で更なる発展を期待したいところですね。

そんな2020年の東京パラリンピックでは、22競技・540種類近くもの種目が実施されます。実はこれは、オリンピックで実施される約340種目という数字を大きく上回っています。競技種目が多いというのもパラリンピックの1つの大きな特徴です。

 

要点のまとめ

・パラリンピックは4年に1度、オリンピックと同じ都市で開催される

・同じ「施設」で開催されるようになったのは、1988年のソウルオリンピックから

・「パラリンピック」という言葉は、「もう1つの」を意味する「Parallel」+「Olympic」を合わせた造語である

・2020年の東京パラリンピックでの開催競技数は、22競技・約540種類

 

 

パラスポーツの魅力は?注目ポイントは?

 

ここからは、私がパラスポーツを観てきた中で、また、実際に体験した・触れてきた中で感じたパラスポーツの魅力を紹介していきます。その魅力が、すなわち見どころとも言えますので、ここで紹介する視点からも、パラスポーツを楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

4つの項目にまとめてみました。

競技そのものの面白さ

 

東京パラリンピックで行われる22競技全てが、我々が普段見聞きしているような競技名とほぼ同じです。しかし、選手はどこかに障がいがあるという性質上、そのルールが健常者のものと全く同じということはほとんどありません。

つまり、我々が慣れ親しんでいる競技でもありながらも、いくつかのルールが加えられることにより、まるで新競技を体験しているかのように楽しむことができます

例えば、視覚障がいの選手による柔道では、2人の選手が最初から組み合った状態から始まります。見えないからこそ生まれたルールなわけですが、そのルールにより、健常者の柔道と比較すると多くの技が繰り出されることにより、ダイナミックで目を離せない展開になるわけです。

2019年にラグビーワールドカップが日本で開催されたことにより、大変な盛り上がりをみせていましたが、パラリンピックで行われる競技の中に「車いすラグビー」というものがあります。この競技では、車いす同士がぶつかり合うことが許されており、その迫力は人間同士がぶつかり合うものと比べても、勝るとも劣らないものがあります。

このように、健常者の競技とはまた違うルールがあることにより、楽しむポイントが新しく生まれてくるわけです。しかも、普段馴染みのある競技が多いため、ある程度の基本ルールを知っている中で楽しむことができるのも魅力です。

 

競技としての、選手のレベルの高さ

 

障がい者スポーツと聞くと、競技としてのレベルは高くないと思われる方もいるかもしれません。しかし、実際にその姿を見てみると、想像以上にレベルの高さを感じることができると思います。

むしろ、同じ条件の元で勝負したら、健常者スポーツのトップ選手でも、勝てない場合がほとんどです。最近では、障がい者と健常者が一緒に戦うスポーツ番組も増えてきたので、そういった光景をたくさん見てきました。

例えば、「ブラインドサッカー」というフットサルに近い5人制のサッカー競技があるのですが、この競技の選手は全盲です。全盲の選手と元Jリーガーが目隠しした状態でドリブル対決やPK対決をすると、圧倒的にパラ選手の方に軍配が上がります

見えるか見えないかの世界は極端かもしれませんが、車いすテニスなどの車椅子を使用する競技において、オリンピックのメダリストが車いすに乗った状態で対決しても、やはりパラ選手が圧倒的に勝ちます。その競技のトッププレイヤーでも、ルールが少し変わるだけでパラ選手に歯が立たないわけです。

車いすを扱いながらあれだけのプレーが出来るのか、といった視点で見てみると、改めてパラ選手のすごさが見えてきますよ。

ちなみに、世界には同じルールの元、健常者の記録を上回っている選手もいるのだから驚きです。片足が義足のマルクス選手(ドイツ)は、走り幅跳びにおいて、健常者の日本記録を超えています。

パラ選手のレベルの高さには驚くばかりですので、実際に皆さんも体感してみて下さい。

 

パラアスリートの人生観・生き様

 

私自身、パラスポーツに惹かれていった最大の理由は、おそらくこれだと思います。

パラアスリートであるということは、間違いなく全員がどこかに障がいがあるということであり、そして、ほとんどの人が何かしらの挫折を味わっているということです。

先天性であっても、生まれつきその状態が当たり前だと思っていても、スポーツをする人なら特に、周りと同じようにできない悔しさを味わうことも多かったでしょう。これまで印象的だったのは、小さい頃はいつか腕が生えてくるものだと思っていたと発言していた選手もいました。

後天性の障がいを負った方は、もっと分かりやすい挫折があったでしょう。それまで普通だと思っていたことが普通ではなくなったわけです。出来ていたことが出来なくなるということは想像以上に辛いです。私自身も経験してきているからこそ、そこから立ち上がっていくパラアスリート達に魅力を感じていったのだと思います。

今輝いている選手でも、「そこ」にたどりつくまでの葛藤や苦悩の日々をほとんどの選手が口にします(中には一瞬で切り替えて前を向き始めたすごい選手もいますが)。いろいろな時期・時代を乗り越えてきたという歴史があるわけです。

ケガをしたスポーツ選手の復活劇は、胸を打つものがありますよね。パラアスリートにとっては、その経験が「人生レベル」で存在しているのです。

そういった背景にある「歴史」を知り、感じとりながらパラスポーツを観ることで、一段と楽しみ方が変わってくると思います。是非、選手一人一人の生き方や考え方に触れてみて下さい。

 

障がいを身近に感じることができる

 

パラアスリートを通して、障がい者を身近に感じられるようになるということも大きな要素だと思います。この記事では、あえて「パラスポーツ」・「障がい者スポーツ」という両方の言葉を使ってきましたが、パラアスリートも障がい者ということにはなるわけですよね。

ただ、障がいを感じさせないすごいプレーを見ることで、障がいを忘れて、障がい者というよりは1人のアスリートとしてしか見えなくなってきます。

障がい・障がい者と聞くと、どうしてもマイナスのイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。悪気はなくても、何となくかまえてしまうこともありますよね。それは、普段から障がいのある人間と接する機会が少ないからだと思います。

つけたし先生
つけたし先生
そうね、家族や友人に障がい者がいない場合は、身近に感じることは難しいわよね。

 

そういった点では、パラアスリートに触れることで、障がいのことを少し身近に感じることができるのではないでしょうか。スポーツ以外の道で活躍する障がい者もたくさんいますし、逆に、重度の障がいや病気などでなかなか外に出てこられない方もいます。

そういったことを知っていく機会として、パラスポーツ・パラアスリートが担っている役割は大きいのではないかと感じています

 

要点のまとめ

・選手に障がいがあるため、競技名が同じでも、ルールが健常者のものとは異なる

・ルールが異なるため、新しい競技として楽しむことができる

・パラアスリートの競技レベルは、想像以上に高い

・世界には、健常者の記録を上回っている選手もいる(同ルールにて)

・パラアスリートには、それぞれの挫折を乗り越えてきた歴史がある

・パラアスリートを通して、障がい者を身近に感じることができる

 

 

パラスポーツが教えてくれること

 

ここまでパラスポーツの魅力・観てほしいポイントなどをお伝えしてきましたが、そんなパラスポーツが我々に教えてくれることを、ここでは2つの視点から述べていきます。

 

挑戦する舞台・チャンスを与えてくれる

 

これは主に、障がい者目線からということになりますが、障がい者(難病なども含む)にとっては、現在の社会ではまだまだ活躍する場が与えられていないというのが現実です。また、スポーツを志す人にとっては、障がいを負うことで、その道が限定される・断たれてしまうということになりがちです。

そんな時、パラスポーツ・パラリンピックというものがあるおかげで、再び輝く道を選ぶことができるわけです。私自身も、病気になってもう二度とスポーツができないのか・・・

と希望をなくした時がありましたが、様々なパラスポーツを知っていく中で、選択肢・チャンスはまだまだあるという希望がわくようになりました

トップ選手ともなると、Jリーガーだった選手が、大ケガにより車いす生活となったのですが、その後車いすバスケットボールと出会い、パラリンピックで大活躍された選手もいました。

つけたし先生
つけたし先生
車いすバスケットボール競技の京谷和幸(きょうやかずゆき)さんのことよね! 

 

このように、パラスポーツという舞台が選択肢として存在すること自体が、多くの人の希望になっていることは大きな意味を持ちます。

 

人間に限界はないことを知ることができる

 

パラアスリートの競技を見ていると、障がいの有無にかかわらず、全ての人に人間の可能性は無限大だということを教えてくれます

障がいがあるという性質上、パラアスリートは様々な工夫をして競技を行っているわけです。同じ競技の中でも、障がいの種類によって工夫の仕方が変わってきます。時には義足や車いす等の道具を使用し、足りない部分を補うことでプレーを可能とするのです。

中にはこんなすごい選手がいます。両腕ともに無い卓球選手が、口にラケットをくわえてプレーしている姿を見た時には、驚きとともに、人間に限界はないのだなと胸を打たれたことを覚えています。

このように、我々はいろいろな工夫をすることで、可能性をどんどん広げていくことができるわけです。これは、障がいに限ったことではないですよね。

健常者にとっても、例えば自分が無理だと諦めていたことを、今一度見直すきっかけになるかもしれません。パラスポーツにはそんなことを教えてくれる力があると思います。

 

要点のまとめ

・現在の社会では、障がい者が活躍できる場は限られている

・パラスポーツという選択肢が、再び輝くチャンスを与えてくれる

・パラアスリートは、様々な工夫をして競技を行っている

・健常者・障がい者を問わず、自分の持つ可能性に気づかせてくれるのがパラスポーツ

 

以上、パラスポーツ・パラリンピックの魅力や楽しみ方についてまとめてみました。

パラスポーツが持つ可能性は非常に大きなものがあると思っています。まずは、単純にパラスポーツって面白そうだなと、この記事がそんなきっかけになってくれたら幸いです。

 

 

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