名古屋21大師霊場(車いす)

第10番札所「雲龍山 宝蔵院」参拝へ。初の、友人とのカフェ・車いす遍路!

 

こんにちは、ゴローです。

車椅子でのお遍路10日目(実施日:2019年6月)の記事です。

今回の10番札所から、二十一大師巡礼も、後半戦に入っていきます。

本日の記事では、中川区にある第十番札所の「雲龍山 宝蔵院」で参拝を行い、次の十一番札所の手前まで進んでいきます。また、遍路後半戦もいつものように、札所間の休憩にぴったりな立ち寄りカフェも紹介していきますので参考にして下さい!

そしてこの日は、個人的なことではありますが、初めて友人と「カフェ+遍路道」を一緒に行動したという、かなり記念日になりました!(笑)

 

第十番札所「雲龍山 宝蔵院」とは?

こちらのお寺は、永正年間に汲範上人によって開創され、雲龍山無勤寺と称し真言密教を相承していき、現代で31世に至ります。

この辺りは、現在では「伏屋」という地名となっていますが、元は「布施屋」といい、布施の気持ちで宿を提供する村として、多くの旅人がこの地を訪れるようになりました。旅の安全祈願所として、布施屋宝蔵院の名は広く知られていくことになったそうです。

本尊は、僧である行基が彫ったとされる地蔵菩薩です。また、県内で3体のみ確認されているという、木喰が作った千手観音菩薩も安置されています。

 

本堂は境内の中央に位置し、この中に地蔵菩薩が安置されているのですが、昔から病気を治してくれるありがたい仏様として知られており、現在も県内外から多くの人が祈願・参拝に訪れています。

 

本堂の前には「おもかる地蔵」がいらっしゃいます。軽く感じたら願いが叶うといわれています。

 

納経所は本堂の東側(右側)にありますが、10番目の札所にして初めて、自分で押印するスタイルでした。

 

初めて自分で押印した御朱印ですが、いかがでしょうか?インクが明らかに足りていない中、けっこう頑張った方だと思います(文字は最初から書かれているものになります)。

第十番札所「雲龍山 宝蔵院」の御朱印

 

その他、境内には興味深いものがたくさんありました。

まずは、みんな大好き、修行大師の像!

 

続いて、身代わり六地蔵です。こちらの六地蔵を一周回すことで、災厄の身代わりとなってくれるわけですね。

 

お砂踏みができる場所もありました。こちらの砂は、信者の方が感謝の気持ちを込めて集めたものということです。本場の四国遍路霊場・別格霊場だけでなく、西国・秩父・坂東の百観音や高野山を含む108ヶ寺の御利益もいただけるということで、ありがたいですね。

 

「雲龍山 宝蔵院」駐車場の情報など

 

〇住  所:愛知県名古屋市中川区伏屋2-707

〇電  話:052-301-7688

〇アクセス:近鉄名古屋線「伏屋駅」より、徒歩約2分

〇駐車場 :無料駐車場あり(5台)

 

 

 

第十一番札所までの遍路道中

宝蔵院を後にし、住宅街を400mほど南下して大通りまで進みます。

ここから、愛知県道29号(通称、八熊通)を東へ1.6kmほど進んでいきます。ちなみに八熊通とは、名古屋市内で主要な通りの一つですが、名古屋市が市内の道路の愛称を公募して、1984年に制定されたそうです。

長い距離を真っすぐ進んでいくわけですが、途中、大きな関門となる「新前田橋」を渡っていかなくてはなりません。かなり急勾配なので、自転車や車椅子で進むのは大変かと思われます。歩きでもそれなりに苦労すると思います。

 

車いすでこの坂と対決するのは、とてつもなく大変でした。暑かったこともあるでしょうが、けっこうガチで倒れる寸前でした(苦笑)

上り坂を苦労して駆け上がれば、その後は平坦な橋を進んでいけます。天気が良ければ、庄内川を中心としたキレイな風景を眺めることが出来ますよ!

 

橋を渡った後は、当然下り坂が待っています(汗)

こちらも勾配がきつく、進むのに一苦労ですが、歩道の幅は広い分、気持ち的には少し余裕が持てるかもしれません。

この急勾配の橋(坂)を渡り切ってしまえば、その後は歩道の広い平坦な道が続きます。しばらく進んでいき、本日の立ち寄りカフェの登場です。

 

 

中川区のオシャレ人気カフェ「cafe3tempo」

大通りから一本北側の道に入ったところにあるのが、本日の立ち寄りカフェ「cafe3tempo (カフェスリーテンポ)」です。白を基調とした、まるで一軒家を思わせるようなオシャレなカフェです。

 

こちらのカフェで友人と待ち合わせ。坂道に想像以上に苦しめられ遅刻してしまったが、無事に到着できて良かった。付添いの親とは、ここでさようなら。

僕にとっては、3年半ぶりに友人とカフェで珈琲を飲むという、涙ちょちょぎれそうになるくらい感慨深い出来事でした。遍路記事なのであまり感情をここで書くことはしませんが、ついに「この時」がやってきた!という記念日です。

僕の寝たきり時代を知る友人でしたので、「おっ、Goroが歩いとる姿が新鮮やわ!」という友人の言葉が全てを物語っていました。店内のわずか数歩の出来事でしたので。

 

外観だけでなく、店内の雰囲気やメニューも全体的にオシャレな感じでした。

僕はいつものようにアイスカフェラテを頼んだわけですが、写真のようにコップも何やらオシャレな入れ物でした(笑)

今回は飲み物だけでしたが、こちらのカフェの一押しは「パフェ」のようです。詳しくはお店の公式インスタグラムをご覧ください。

住宅街にあるということで、自宅の近くにあったら通いたくなるようなカフェという印象でした。

 

【店舗情報】

○住  所:愛知県名古屋市中川区野田1-576

○電  話:052-746-7586

○アクセス:地下鉄東山線「高畑駅」より、徒歩約15分

〇定休日 :火曜日・水曜日

○インスタ:https://www.instagram.com/cafe3tempo/

 

 

【車いす遍路10日目】の行程

 

A、雲龍山 宝蔵院(10番札所)

B、カフェ「cafe3tempo」

C、如意山 宝珠院(11番札所)

A→B 1800m・約30分

B→C  500m・約10分

 

カフェを後にし、次の11番札所である「宝珠院」まで進み、この日は終了しました。

そして、遍路を開始して初めて、カフェからの道中を友人と並走しました。新鮮で嬉しい限りです。歩道の広い平坦な道だったので、車いす遍路のホントの難しさ(醍醐味)を感じることは無かったと思いますが。

それでは、次回は11番札所の紹介から進んでいきたいと思いますので、またよろしくお願いします。

 

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