こんにちは、ゴローです。
最近はコロナの話ばかりで、あまり明るい話題がないですね。
そして、ついには緊急事態宣言が出たことで、外出自粛の動きが本格的になってきました。
自粛疲れ・自粛ストレスなんて言葉を耳にする機会も増えてきました。
こんな状況の中、今の自分にできることは何か?ずっと考えてきました。
僕自身の生活に関して言えば、影響はほとんどありません。
それは、病気が原因で、4年半前から既に自粛生活を強いられているからです。
最近でこそ、病院以外に外出する機会も増えてはきましたが、それでも普通の生活から考えると自粛生活としか言えない状況です。
そして以前は、1ヶ月間外出していないことが、当たり前の状況として続いていました。
言わば、そんな外出自粛のプロである僕が(こんなプロ嫌だな笑)、皆さんに伝えたいことを書いていきたいと思います。
経済面とか、政治面とか、医療現場の話とか、難しい話の問題点などに関しては、僕には分かりませんが(専門家じゃないので適当なことも言えませんので)、
病気になったおかげで、日々の生活の中で学ばせてもらうことになった、「心の持ち方・マインド」や、「モチベーションを維持するための方法」といったことを、今こそ伝えたいと思い筆をとった次第です。
この記事を読んで下さった方にとって、少しでも参考になっていただけたら嬉しいです。
Contents
与えられた舞台・状況で楽しむ
これは、コロナで外出自粛の今だから、病気があるから、といったことに限らない考え方だとも思います。
どんな状況にいようとも、「誰だって」楽しむことも出来るし、前を向くこともできるし、挑戦することを探すこともできます。
僕たち人間は、何かを失ったり出来なくなったことがあると、どうしてもそこばかりに目が向いてしまうんですよね。
でも、現在の状況であっても「やれることを探していく」と、意外と見つかるものです。その場その場で与えられた舞台で、楽しめることを一緒に考えていきましょう!
外出自粛の中、自宅で楽しめること
正直、皆さんは「何でも」出来ますよね。出来なくなったことを探さなければ。
旅行に行きたい、遊びに行きたい、スポーツしたい・・・。今までのようにやりたいと思うことはたくさんあると思います。
でも、既にいろいろと自宅で工夫して、楽しんでいらっしゃる方もいるのではないでしょうか?自宅で運動をする方。部屋の片づけや料理をしてみるのもいいですよね。テレビを見たりゲームをする方。今の時代、パソコンやスマホがあるので、それ以外にも何でも出来ることはあると思います。
あえて言いますが、僕はそのどれも出来ない時期がありました。テレビやスマホを見ることも出来ず、1日中ベッドの上にいるだけです。
その状態でも!そんな時でも「探せばやれること」はたくさんありました。
・音楽を聴く。ラジオを聴く。
・外から聞こえる鳥のさえずりに耳を傾けてみる
・窓の外の空を眺める(青空は想像以上にキレイですよ)
・自分の呼吸に集中してみる
・たまに寝転んで本を読む
僕は1年間、ほぼこれだけで過ごしていました(笑)
でも当時の僕には、これが出来ることが嬉しかったです。特に、調子が良い時には、庭に布団をひいて、外の風をあびながら空を眺められる時なんて最高でした!
そして、体を起こせられない中でも、僕が見つけた唯一の楽しめる運動で、至福の時間だったと言えることが、「天井に柔らかいボールをぶつけること」でした。
見て下さい、このぼろぼろになった右側のボールを!(笑)
このぼろぼろ状態のボールを3個持っています。できることが嬉しかったんですよね、こんなになるまでなかなか続けられないですよ普通は(笑)
どうですか?当時の僕でもこんなにいろいろなことが出来たんです。体が健康な皆さんが楽しめないわけがないです!(もちろん、体が元気なのに外出できない辛さも分かっているつもりです)
自分を見つめ直す時間を作る
物理的に何かを楽しむこと以外にも、時間の使い方はあると思います。
その一つが、せっかく自宅で過ごす時間が増えたのであれば、自分の人生を見つめ直す時間を意図的に作ってみるのも良いのではないでしょうか?
現代人は忙しい人が多いので、立ち止まる時間があまり無いですよね。僕は病気になってからの4年半の間に、考え方や興味のあるモノに、かなり変化が出てきました。
コロナの影響で、今までの日常とは違う今だからこそ(ただ時間が余っているからといった理由ではなく)、自分と向き合うことで、自分の本当にやりたいことや新しい価値観が見つかる可能性があると僕は思います。
先ほど、自分の呼吸に集中する時間を作っていたと述べましたが、マインドフルネスや座禅を組んでみるのも、この機会に一つの良い方法ではないでしょうか。
「今だけ」「みんなで」頑張れることのありがたさ
コロナのやっかいなところは、そして、外出自粛に関しても言えますが、期限が決まっていないというのが辛いところだと思います・
期限が決まっていれば、そこまで頑張ろうと思えるものです。病気がいつ治るのか分からず4年半を過ごした僕には、期限が決まっていないもどかしさはよく分かるつもりです。
でも!元の日常生活が戻ってくることが、「100%」皆さんには約束されているんですよ!
いつになるかは分からないけど、全く同じ状況とは言い切れないかもしれないけど、必ずいつかコロナは終息するはずです(厳密に言えば付き合っていくことになるのでしょうが、現在の爆発的な状況に関しては)。この事実に視点を向けたら希望が持てませんか?
自分のことで言えば、僕もいつかは、病気が治る時が来ると思っているし、そのつもりで日々生きています。でも、「100%」と言い切ることは気軽にはできないことです。
期間は分からないけど、今だけ頑張れば乗り切れることが保証されているのは大きいですよ!しかも、
外出を自粛することが、自分や周りの命を救うことに直結するわけですよ!最高じゃないですか。
さらには、「みんなで」一緒に頑張ることができるわけですから。僕が一番辛い・辛かったのは、周りの友人や知らない人たちが元気で動きまわっている中、1人でベッドの上で自粛していることしか出来なかった時です。
でも今回のコロナ騒動に関しては、
「みんなで」頑張れるというありがたさがある、と感じることができれば、少しは心が軽くならないでしょうか?
今だけ!みんなで!外出自粛などを含めて、頑張りましょう!
少しだけ視点を変えてみることも必要
現在の決して良いとは言えない状況に、がっぷり四つに組みすぎることも疲れてしまう要因だと思います。
少しだけ視点を変えてみて、コロナのおかげで、プラスになったことはないかな?良くなったことはないかな?そんな視点で考えてみることも必要ではないでしょうか。
コロナのせいで!とばかり考えていると疲れてしまいますし、そっち側の視点からしか物事が見えなくなってきてしまいます。
僕の場合も、もちろん簡単にできる思考法ではないのですが、「病気のおかげで」何かプラスになったことはないかな?長い年月の間に、こんな視点から考えるようになっていきました。
皆さんにも是非、試してみてほしい考え方です。
今まであった、普通の幸せに気付く
視点を変えてみることで得られる大きなモノの一つに、今まであった幸せに気付けることだと思います。少なくとも僕の場合はそうでした。
分かりやすいところで言えば、学校行きたくないなあ、仕事行きたくないなあって思うことってけっこうありますよね?
でも、自粛で学校や会社に行けなくなって初めて、そんな言葉が出てくること自体が、既に幸せだったんだなって思いませんか?
少なくとも僕は、当たり前にあった幸せに気付かされました。病気になって、退職を余儀なくされて初めて、働けるということ自体が幸せだったと気付きました。
また、「人と会うことができる」という幸せが、今回最も気付いてほしい幸せなことだと思います。やっぱり孤独は辛いですよ。学校の友達でも、会社や近所のちょっとした付き合いでさえ、社会に参加しているという感覚の有無は大きなものだと思います。
仕事終わりに皆で飲みに行く。そんな日常がマジで何より一番幸せですよ!失ってから初めて気づいた、幸せだったと思うことは、こういった「日常」のことでした。
気付いた幸せ・経験を、コロナ終息後の未来に活かす!
今まであった「普通の幸せ」に、既に気付いている人も多いと思います。また、これを読んで気付いてくれた人もいるかもしれません。
次に大事になってくることが、せっかく気付いた幸せを、コロナが終息した後も持ち続けてほしい!ということです。
今の感覚を100%そのまま持ち続けることは難しいかもしれません。でも、この先思い通りにならないことがあったり、幸せであることを忘れそうになった時、今回のことで手に入れた感覚が、必ず役に立つ時がくると僕は思います!
コロナのおかげで、そんな感覚や考え方を手に入れることができた。自然とそう思えるようになった時、
その時こそが、本当に「コロナに勝った」と言える時ではないでしょうか!?
僕自信も、コロナが終息した後、病気が終わった後、今持っている感覚を大事にして、その後の人生を生きていきたいと思っています!
「何でもないような事が、幸せだったと思う~」
THE虎舞竜の「ロード」に出てくる歌詞ですが、ハッキリ言って、今の僕なら、高橋ジョージより感情込めて歌える自信がありますよ!
大事なことは、そうゆうことです。どんな締めやねん(笑)
おまけ
日常を奪われることの辛さや、病気があることへの辛さを、少しでも知っていただくきっかけにもなったかもしれません。
僕の場合は、コロナの初期症状と言われている、頭痛・呼吸の苦しさ・全身の倦怠感といった症状は常にあります。正直、嗅覚・味覚障害を感じなければ、気付くこともできないと思います。
逆に言えば、コロナの症状が分からないほど、毎日それ以上の症状(表現が正しくなかったらすみません)があるということです。
今はコロナにばかり目が向きすぎて、難病などの患者の治療や診察を拒否して、後回しにされたなんて声をたまに耳にしますので(もちろん一部の話だとは思いますが)、あえてこういったことも少し書かせていただきました。
今回のことに限らず、難病や希少疾患の患者の話は、普段からほとんど表舞台に出てこないといった問題もあります。数が少ないので仕方ないことだとも思いますが。
ただ、そういった人たちもたくさんいるということを頭の片隅に入れておいていただけると、そういった人たちに接する機会があった際に柔軟に対応できるのではないかと思います。
最後に、僕の病気の発症は、コロナではないですが「ウイルス」に感染したことから始まりました。
そして、僕はその辺にいる普通の人間でした。むしろ、スポーツやお酒が好きで、元気な方だったと思います。
そんな人間でも、何が起こるかは分からない!誰にでも病気になる(コロナに感染する)可能性はある!ってことだけは、強く伝えておきたいです。
皆さんも是非、お気をつけ下さい。心配しすぎず、過信せず。
雨が降るからこそ、その後キレイな虹を見ることができます!
今頑張って乗り切ることで、皆さんの力でキレイな虹を作っていきましょう!
楽しいイベントやライブなどが待っています!!
来年にはオリンピックやパラリンピックも待っています!!
プロ野球の開幕、Jリーグの開幕が待っています!!
楽しいことは間違いなく待っています!!