自然治癒力・免疫力

統合医療・鍼灸治療を行うアメリカの医大教授が厳選!「8つのツボで30の病気を治す本(著者:高橋徳)」

8つのツボで30の病気を治す本

こんにちは、ゴローです。

本日の記事では、「8つのツボで30の病気を治す本」という書籍について書いていきます。

元々は消化器外科の医師であった著者。

しかし、西洋医学(対処療法)だけの治療に限界を感じるようになり、「患者さんの病を治すとは?」ということを根本から考え直してみたいと、アメリカに渡りました。

アメリカ・ウイスコンシン医科大学で、鍼灸やツボを科学的に研究し、教授まで登り詰めた著者が語る「全身の病気治しに役立つツボの厳選」・「現代医学の問題点」には説得力があり、ひじょうに読み応えがあります。

こんな方に特に読んでほしい

〇西洋医学が苦手とする、慢性疾患で苦しんでいる方

〇原因不明・異常なし・不定愁訴として片づけられてしまっている方

〇鍼灸・ツボなどの統合医療や自然治癒力で病気を克服したい方

 

書籍の主な内容・目次の紹介

西洋医学に従事していた著者が、西洋医学では慢性疾患を治すことは難しいこと、逆に患者を薬漬けにしてしまうリスクを認め、鍼灸治療を中心とした統合医療の治療効果の説明などをしてくれています。

さらに、ツボの研究を長年行うことで、西洋医学的には解明が難しかったツボの効果を、科学的に説明してくれています。

その上で、WHO(世界保健機関)が認めている361のツボの中から、飛びぬけて健康効果があるという8つのツボについて、症状別に押し方なども含め、分かりやすく図解してくれているので実践的です。

慢性疾患の症状として、

耳鳴り、めまい、高血圧、糖尿病、肥満、尿失禁、夜間頻尿、前立腺肥大症、性力減退、腰痛、ひざ痛、肩こり、五十肩、片頭痛、疲れ目、かすみ目、便秘、薄毛、白髪、ぜんそく、アトピー、花粉症、動悸、息切れ、不眠、うつ、自律神経失調症、更年期障害、不妊症、ガン

といった30の症状が挙げられていますが、西洋医学による治療では改善せずに、著者の元にやってきた患者の症状が、実際に改善していったという内容には、説得力があり希望が持てる内容になっていると思います。

目次

1章:鍼灸が効く理由を科学的に解説

2章:全身の病気治しに役立つ8つのツボ

3章:30の症状別!ツボ刺激のやり方

4章:現代医学の4つの問題点

5章:ツボ刺激が劇的効果をもたらした実例集

 

鍼灸・ツボ刺激に効果がある、科学的な理由を解説

まず、体の表面や皮膚には、豊富な知覚神経が分布しています。

あるツボを刺激したときに、体表の筋肉や皮膚への刺激が、この知覚神経を介して、脊髄に入り、脊髄の「脊髄視床路」という経路を通って、脳へと伝えられていきます。

この脊髄の神経は、大脳皮質に至るまでに、さまざまに分岐しています。

そして、その刺激の情報が、脳のどの部位に届くかによって、それぞれ違う作用が起こることが実験などから分かりました。

 

それらの作用は、次の4つです。

①「延髄」に届く→自律神経系の調整作用

②「中脳」に届く→オピオイドの鎮痛作用

③「視床下部」に届く→オキシトシンの抗ストレス作用

④「脊髄反射」→GABAの鎮静作用

例えば①の作用「延髄」。

延髄は、生命維持に欠かせない機能を担う、自律神経の中枢です。そのため、ツボの刺激が延髄に届くと、自律神経を調整する効果があることが分かっています。

不定愁訴と呼ばれているものや病気のほとんどは、この自律神経に関係しています。ということは、ツボ刺激により自律神経の乱れが調整され、症状を改善できるというわけです。

 

同じように、②の作用でオピオイドという脳内麻薬が、痛みを脳に伝える神経に働きかけることで、痛みを和らげてくれます。

③の作用で、オキシトシンというホルモンが分泌されることで、不安を和らげたり、痛みを減らしたりしてくれます。

④の作用で、鎮痛作用のあるGABAにより、興奮状態を抑え精神を安定させるなどの効果が得られます。ちなみに、④の作用に関しては、脳まで届くわけではなく、脊髄で返ってくる反応になります。

 

こういったツボの効果が証明されてきたことにより、現代の西洋医学では治療が難しかったり、症状を悪化させてしまうことすらある慢性疾患に対しては、治療の「第一選択」としてツボへの刺激を著者は選択しています。

先に紹介した30の慢性疾患や、未病・不定愁訴に対して、確かな治療効果が結果として出ているというのが、ツボ・鍼灸の効果の何よりもの証明にもなりますね。

 

全身の病気治しに役立つ8つのツボ

ツボの効果が科学的に分かったところで、では、どのツボを刺激していけばいいのか、といったところが氣になりますよね!

鍼灸治療のプロである著者は、次の8つのツボを取り上げています。

足の三里・合谷(ごうこく) ・肩井(けんせい)・風池

腎兪(じんゆ)・三陰交・陰陵泉(いんりょうせん)・内関

 

これらのツボが選ばれた理由は次の2つ。

①治りにくい慢性症状に幅広く対応できる

②見つけやすく、刺激しやすい

慢性疾患の多くに優れた効果があるということがまず大きいですね。そして、ツボを見つけやすいということで、セルフケアにも役立ちます。

僕自身もこれらのツボ刺激を定期的に行っていますが、割と分かりやすいと感じています。ポイントは、押した時に「響き」があるかどうか、ということで判断してみて下さい。

 

8つのツボの場所・押し方・効果のある症状などに関しては、書籍の中で図を用いてかなり詳しく書かれていますので、みなさんも日常に取り入れてみて下さいね。

 

現代医学の3つの問題点

①検査は万能ではない

医師、場合によっては患者ですら、検査をしたらそれで満足してしまうところがあります。検査至上主義に陥っている医師は、検査で「異常なし」となった場合、異常ないですね、で終わってしまいます。

これはかなり問題で、検査で異常なしというだけであって、辛い症状は残っているわけですから、何の解決にもなっていません。原因不明で片づけられてしまうと、患者は医療難民となり、ドクターショッピングをすることになってしまいます。

 

②薬漬けの患者さんが急増

世界の中でも、日本人ほど薬を飲んでいる国民もいないそうです。それでいて、病気になる人の数は圧倒的に増えていることも問題です。

薬の処方を中止しても、患者の状態が悪くなるような薬はほとんどない。可能ならば薬の処方を全部やめる。これがアメリカでは主流になっているそうです。

一方日本では、高齢者が複数の薬を飲んでいる場合、それらの薬の副作用がどうなるか、医師にも分かっていないのに処方されているそうです。

 

③自然治癒力の軽視

ほとんどの場合、病気を治しているのは薬ではなく、生体に備わっている自然治癒力です。それなのに、(もちろん薬が必要な場合もありますが)対処療法で簡単に薬が処方され、薬によって自然治癒力が弱められ、かえって回復が遅くなることすらあります。

治りにくいとされる慢性疾患の場合、病気を治すのは薬や医師ではなく、患者さん自身の自然治癒力です。「自分で治す」という姿勢で、慢性病の「根治」を目指してほしいところです。

 

西洋医学が直面している課題に、真摯に取り組んできた医師(著者)だからこそ、こういった考えに行きつくことが出来たのだと思います。

慢性疾患で苦しむ方にとって、著者の学んできたことや、この記事の内容が参考になってくれたら嬉しく思います。

 

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